見出し画像

【霞ヶ関の人の生態②】霞ヶ関サラ飯 おいしい省庁はどこだ

霞ヶ関の昼休みは12時から13時の1時間。
霞ヶ関界隈で何万人もの人が1時間で昼食を食べないといけないので、外食するのは至難の業です。

そもそも霞ヶ関界隈は、お役所と企業ばかりでランチができるお店が少ない。
霞ヶ関から少し離れた新橋や虎ノ門には、リーズナブルな定食屋さんがいくつかあるけれど、1時間で行って帰ってくるのは忙しい。
定期を持っている人は銀座まで繰り出すこともあるけれど、それもせわしない。

とすると、ランチ難民の残る選択肢は、それぞれの省庁が持つ「食堂」になるのだけれど、まあ残念ながら、評判はあまり良くない。
というのも、一番の理由は値段が一番安くても600円くらいはするし(社員割引もない)、店の雰囲気もイマイチだから。

そんなランチ難民の苦肉の策として、毎日のランチを少しでも気分転換できるよう、自分が働いている省庁でない他の省庁の食堂でランチを食べようと考える人もいる。

という訳で、同僚からのクチコミをもとにいくつかの省庁でランチを食べて、自分調べで、どの省庁がおいしい(まだまし)か、霞ヶ関省庁版 食べログ風ランチランキングをやってみた。

(☆5つが満点、☆5つでも「まだまし」という意味。このスケールでいくと、吉野家が☆6つ位になる換算。書いていない省庁は行ったことがないのでわからない)

1位(ベスト):財務省   
味☆5つ 値段のリーズナブルさ☆4つ 食堂の雰囲気☆1つ
コメント:500円で最安のランチが食べられるのはさすが財務省!?しかし、建物が古く狭いので、ゆったりとは食べられない。

2位:農林水産省 
味☆5つ 値段のリーズナブルさ☆2つ 食堂の雰囲気☆2つ
コメント:農林水産省だから米がおいしい!と太鼓判を押されて行ってみた。言われてみればおいしいような?1階と地下に食堂があり、1階はややメニュー表がデザインされていたりして、やや雰囲気が良い。しかし、人がぎっしりなのは同じ。メニューにバラエティがある。一品毎にとっていく形式で、値段を意識しないと一気に900円くらいになってしまう。地下にお寿司屋さんがある。(あとで、農林水産省の人に聞くと、あまった古米を使っているので、米がおいしいはずはないとのこと。農林水産省は米を牛耳っているからおいしいに違いないと思う、農水ブランディング効果か?)

3位:文部科学省 
味☆4つ 値段のリーズナブルさ☆3つ 食堂の雰囲気☆4つ
コメント:味はごく一般的な大学の学食のよう。新しい建物で、ガラス張りのため、開放感があり雰囲気よろし。値段は600~700円くらいで食べられる。

4位:経済産業省 
味☆4つ 値段のリーズナブルさ☆2つ 食堂の雰囲気☆4つ
コメント:タニタ食堂と同じメニューらしい。さすが企業サイドの経済産業省、キャッチーな選び方。しかし、ヘルシーすぎて、すぐにおなかが減るのでコスパが悪い。食堂の雰囲気は文部科学省と同じくらいの綺麗さ。あまり混んでいないのが良い。

5位:(ワースト)厚生労働省・環境省(同じ建物)
味☆2つ 値段のリーズナブルさ☆1つ 食堂の雰囲気☆1つ
(ただし、26階に入っている中華料理店はおいしく、景色を見渡せてとても良い。)
コメント:今は経済産業省と同じタニタ食堂が入っているようだが、食器が病院食のようなプラスチック製で、まずそうに見える。値段は700円くらいする。地下の薄暗い場所にあり、あまり行きたくない。。健康に留意する厚生労働省なのだから、もう少し健康押しブランディングすればいいのにと思う。

番外:国会議事堂内の食堂
1回しか行ったことがないけれど、衆議院・参議院それぞれに様々な食堂あり。重厚な昭和レトロ喫茶のような食堂に行き、エビフライ定職を食べた。昔からやっている店長さんのホスピタリティが良かった。有名議員も何人か近くにいて、ちょっとミーハー気分になった。

そして、ここで誰に向けて言うべきか分からないけれど心の叫びを聞いてほしい。

願わくば!昼休みのフレックスタイムを導入してほしい!!!


11時から15 時くらいの間で、1時間の昼休み休憩を自分の仕事の都合で決められたらいいのに!
そうすれば、待ち時間のタイムロスもなくなり、ゆったりと広い空間でランチを楽しめ、お店側もランチにあぶれてコンビニやお弁当で済ます層を取り込め、ゆったりと給仕でき、win-winではないでしょうか!?

ランチフレックス導入で働き方改革してほしい~!!!