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描きたい② 鬼滅の刃の二次創作を描いてみた

 鬼滅の刃が連載を開始したころ、私はまだスーパーでジャンプを立ち読みしていた学生だった(買って読みましょうね)。その時は一話を読んだだけで、いまいち刺さらなかったのか、続きを読むことはなかった。

 再び鬼滅の刃と出会ったのは、アニメが開始してからのことだ。当時付き合っていた人が見ようと言って一緒に見始めた。私は一つの作品にはまったらしばらく咀嚼していたいので、FAIRY TAILとブラック・クローバー、富豪刑事なんかで忙しく、しばらく世間からは遅れてコミックを読み始めた。読み始めればはまるのに時間はかからなかった。無限列車の映画が始まる頃には、ようやく一通り読み終えることができていた。そして、しばらくお留守にしていたイラストを描きたい欲が出始めた。丁度仕事もそれほど忙しくなく、いい傾向だと、まずは模写をはじめた。

 はまるのに時間はかからなかった、と書いたが、はまりすぎた。また呪術回戦という世間の流行には取り残されているまま、久しぶりにマンガを描き始めた。そうしてできたのがこの二本だ。

 二作目を描き終えて、SNSや上のサイトで公開したところ、予想以上の反応をいただくことができた。所詮原作ありきの二次創作という二番煎じ、それでも自分が拙いながらもこれまでちまちま練習してきた技術を総動員して、なんとか人様にお見せできるものを描けたことは、素直に嬉しい。吾峠呼世晴のようにも岸本斉史のようにもなれないけれど、卒論で漫画を描き上げられなかった学生時代の自分に、どうだ、ここまでできるぞお前、と言ってやれるかもしれない。

 まだ二次創作の構想があるのでだいぶ先にはなるかもしれないが、この流れを切らないように、オリジナル作品にもつなげていきたい。ちなみに写植や細かい修正に前に記事に書いたペンタブも活躍している。

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