500円でマンドリンを作ろう!
みなさんこんにちは。
日々、つまらないですよね?
つまらない日々に必要なものと言えば、出会いとマンドリンですね。
煌びやかで、温かくて、どこか懐かしい不思議な弦楽器、マンドリン。誰もが一度は弾いてみたいと思ったことがあるはずです。
でも皆さん、お金、持ってないですよね?
・・・大丈夫です。何故なら500円で作れるのだから。
①構想
何事も準備が大切です。まずはマンドリンの構造を押さえておきましょう。
wikipediaに良い感じのページがありました。要約すると、胴とネックと弦さえあればマンドリンは完成するという訳ですね。簡単じゃねぇか。早速買い出しに行きましょう。
②買い出し
ふざけた名前の100円ショップに行って
買ってきました。
・四万十川ひのき
・銅針金
・洋灯吊
・缶の貯金箱 合計:440円
ネックをひのきで、胴を貯金箱で、弦を針金で、弦を巻くペグを洋灯吊(洋灯吊って何?)で作っていこうと思います。
あれ、500円じゃないじゃん、60円余ってるじゃん、と思いましたよね?
この60円は労働の対価です。原価厨は帰ってください。
③切る
木を切っていきましょう。
糸鋸でギコギコします
やすりがけも忘れてはいけません
切りました。5つのパーツが完成しました(一番上は余り)。次は組み立てです。本当はニスを塗ろうと思っていたのですが四万十川のひのきがあまりにもいい匂いで勿体なくなってしまったのでそのままでいきます。
④組み立て
次はいよいよ組み立てです。テンション上がりますね。
パーツ同士を木ネジで合わせていきます。
パキ
・・・!
割れてしまいました。
正直言うとこの時点で完全にどうでも良くなったのですが、もう440円を使ってしまい後には戻れないので惰性で続けます。
釘にしました。
なんか良さそうですね。
缶に釘を四本差して、弦を止める杭にします。(マンドリンは8弦がメジャーなのですが、流石にめんどくさいので4弦で作ります)
洋灯吊をねじ込みます。これは前回の失敗を踏まえてドリルで下穴を空けたので割れませんでした。
どう?おもちゃのウクレレ?
⑤弦張り
ついに最終工程です。興奮してきましたね。弦を張っていきましょう。
こっちはこうして
こっちはこうです!
⑥完成!!
完成しました!!適当な写真ですいません。
でも、なんか思ったより良くないですか?材料だけ見た時は想像できなかったでしょ!?
実は構想の段階からどうせゴミが出来るんだろうなぁと思っていたのですが、なんか普通に満足いく見た目になりました。こういう商売始めようかな・・・
え、音を聴かせろって?いいですよ。
どっちかというと三味線でした。
考察
はい、ここで終わるような人間はダメです。いつまで同じ失敗を繰り返してるんですか、いい加減回しましょうよ、PDCAサイクル。
失敗から原因を考察してこそ、大きな成功を得られるのです。
失敗 → 改善策
・木が割れた → ボンドで仮止めして、下穴を空けておく
・チューニングが安定しない → 銅針金は脆いし伸びるので、普通の弦を使う
・音が三味線 → 受け入れる
この反省点を踏まえれば更に進化したワンコインマンドリン改(別名PDCAマンドリン)を作ることができますよ!
僕はもう二度と作りません。さようなら。(おわり)