昔読んでいた捨てられない雑誌の話し
おはようございます、ichihukuです。
先日、片付けの話から、昔読んでいて捨てられない雑誌の話になりました。話していてなんだか色々思い出してきたのでその話をします。
「Switch」
昔読んでいた捨てられない雑誌その1は「Switch」と言う雑誌です。1985年創刊だそうなので、多分創刊してすぐの頃から読んでいたと思います。
美術をやっていた友人が面白いから読んでみて、と教えてくれて「すごい」となり、出るたびに買っていました。一言で言うとインタビュー誌なんですが、取り上げている人が渋い。
若者だった私はこの雑誌で全く知らなかった海外のいろんな人たちを知りました。1冊のほとんどが1人の人の特集です。しかも当時日本で騒がれているとか人気があるとか全然関係ない人。
日本人が取り上げられることもあるんですが、その場合も旬な感じの人じゃない。そこが逆にすごく惹きつけられました。
何も知らない地方都市のこどもだった私。ジョン・カサヴァティスもサム・シェパードもカズオ・イシグロも知ったのはこの雑誌です。
ちょっと本棚を除いてみたら、どうやら最初に買ったのは1986年に発刊されたジョン・ベルーシの特集号でした。ジョン・ベルーシが好きだった私は、この本でジョン・ベルーシの情報を仕入れたんだ。
今、実際にその号を開いてみたら、ジョン・ベルーシの映画「The Blues Brothers」のポスターがはさまってた!付録だったんでしょうか…
活字びっしりの雑誌なんで、1ヶ月かけても全部読み終わってなかったかも。でも面白すぎてずっと買ってたいましたね。
途中で明らかに方向性が変わった時期があり買わなくなったんですが調べたら今でも発行されているらしい。ちょっと気になりますね。
まずは本棚の「Switch」を久しぶりに手に取ってみよう。
「旅行人」
こちらはバックパッカーのためのバイブルのような雑誌。調べると旅行人としての発刊は1993年。私が知ったのは多分もう少し後ですね。
私はバックパッカーではないですが、タイ好きで結構アジアに行っていたので、憧れの気持ちで読んでいました。
小さな本屋さんでは見かけなかったので、見つけるとバックナンバーを何冊か買うみたいなことをしていました。
実際にバックパック背負って旅行に行っている方達が、現地でのリポートや旅行記、手書きの地図を載せていたり、すごい密度の雑誌でした。
ここにしかない情報もたくさんあって、のちにそれはガイドブックとしてまとめられたりしたので、私も数冊持っています。
本当に生きた情報というか、まあ、とりあげている地域はガイドブックもでていないようなところで、それ以外に情報が全くなかったですからね。
結局まだ行けてないですが、チベットに行ってみたいなあと旅行ガイドを眺めたものです。
HPの情報によると旅行人の前には遊星通信という名称で発行されていたそうで、創刊2号は手書きでタイから送ったコピー版とあります。
すごいなこれ。手書きですよ、手書き。あっ、でも私が持っている号にも手書きの詳細な地図が載っています。
昔の雑誌ってすごいですね。だから本が捨てられないんだよな。
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