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五下り目

【テーマ】ぢばから世界へ ― たすけ一条の道を

一ッ ひろいせかいのうちなれバ たすけるところがまゝあらう

広い世界の中には、人だすけをしているところも数多くあるだろう。

二ッ ふしぎなたすけハこのところ おびやはうそのゆるしだす

不思議なたすけをするのは、ぢばである。ぢばからおびやとほうその許しを出す。

三ッ みづとかみとはおなじこと こゝろのよごれをあらひきる

水が万物の汚れを洗い清めるように、親神が心の汚れを清める。

四ッ よくのないものなけれども かみのまへにハよくはない

誰しも欲のない者はいないが、信心して親神を前にする時には、欲はなくなる。

五ッ いつまでしん/\したとても やうきづくめであるほどに

この道の信仰を続けていくなら、末代陽気づくめに通れるのだから。

六ッ むごいこゝろをうちわすれ やさしきこゝろになりてこい

むごい心を打ち忘れ、やさしい心になってこい。

七ッ なんでもなんぎハさゝぬぞへ たすけいちじよのこのところ

どんなことがあっても難儀不自由はさせない。ここはたすけ一条の元なるぢばなのだから。

八ッ やまとばかりやないほどに くに/\までへもたすけゆく

大和ばかりではない、広く世界中どこまでもたすけ回る。

九ッ こゝはこのよのもとのぢば めづらしところがあらはれた

ここはこの世・人間を創造した元のぢばである。まことにめづらしいところが現れた。

どうでもしん/\するならバ かうをむすぼやないかいな

どうでもこうでも信心するならば、講を結ぼうではないか。

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