七下り目
【テーマ】神の田地への種まきの大切さ
一ッ ひとことはなしハひのきしん にほひばかりをかけておく
今から一言話をするのは、ひのきしんについてである。ひのきしんについてほのかなところを言っておく。
二ッ ふかいこゝろがあるなれバ たれもとめるでないほどに
親神のたすけ一条の深い心があってのことだから、誰もこれを妨げてはならぬ。妨げぬように。
三ッ みなせかいのこゝろにハ でんぢのいらぬものハない
世界中の人間の心は皆、田地がほしいのである。
四ッ よきぢがあらバ一れつに たれもほしいであらうがな
よい田地があるならば、人は誰でもほしいだろう。
五ッ いづれのかたもおなしこと わしもあのぢをもとめたい
どこの誰も皆同じで、よい田地があったならば、「私もあの土地を求めたい」と思うだろう。
六ッ むりにどうせといはんでな そこはめい/\のむねしだい
無理にどうせよと指図しない。それを求め収穫を得るかどうかは、一人ひとりの心次第である。
七ッ なんでもでんぢがほしいから あたへハなにほどいるとても
どうでもこうでも親神の思いにかなうよい田地がほしいからには、価は何ほど高くとも、喜んで出させていただくだろう。
八ッ やしきハかみのでんぢやで まいたるたねハみなはヘる
このやしきは、神の田地である、ここに蒔いた種は善悪共に皆生えてくる。
九ッ こゝハこのよのでんぢなら わしもしつかりたねをまこ
この元のやしきは、この世界の田地、すなわち親神の守護によって天の与えの芽生え実る田地ならば、私もしっかり誠真実の種を蒔かせていただこう。
十ド このたびいちれつに ようこそたねをまきにきた
たねをまいたるそのかたハ こえをおかずにつくりとり
この度、世界一れつの人間が、この理に目覚めて、ようこそ誠真実の種をぢばへ蒔きに来た。誠真実の種を蒔いた者は、肥料を置かずとも、天の理によって、親神の守護は次から次へと現れてきて、豊かな天の与えを授けられる。
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