この気持ちが

一昨日から咳・微熱が続く娘。
昨日病院から処方された薬を飲んでいるのだが、どうも薬が嫌いらしく、いつまで経っても飲めない。

私もつい強い口調で薬を飲むよう言ってしまう。
そんな私の声に娘は泣き出し、一向に飲んでくれない。

悪循環だ。

お互い嫌な気持ちになるが、時間だけが過ぎてゆく。
このままではまた薬を飲む時間になってしまうので、今度は褒める作戦を取った。
とにかく褒める、薬が入った容器に口をつけただけで拍手。
すると娘も気分が良くなったのか、どんどん口に薬を入れ水で流し込む。
これはいい作戦だ。とにかく褒め続けるとあんなに嫌がって時間がかかっていたのが嘘のように、あっという間に飲み終えてしまった。

なんだ、最初からそうすれば良かったんだ。
そうしたら、私も娘も嫌な気分にならずに終えられたのに。

私が子供の頃は薬が大好きで、よく母親に催促していたという。
今でもたまに粉薬が処方されるが、なんとも思わない。

なので、娘の薬が嫌だという気持ちがわからないのだ。
ごめんよ。娘。

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