「たべっ子どうぶつ」を同じ動物の目の前で食べるとどうなるのか

みなさんは「たべっ子どうぶつ」というお菓子を知っていますか？
そう、全46種の動物をかたどったビスケットというなかなかとんでもない割にお菓子コーナーではそんなに存在感のないあれです。
そんな「たべっ子どうぶつ」を実際に同じ動物の前でかじったとき、彼らはいったいどのような反応をするのか、実際に動物園まで行って検証してきました。

というわけで「たべっ子どうぶつ」を３箱買ってきました。
早速開封して中にいる動物たちを数えてみたのですが、まさかの３箱買っても全種そろわないという事態が発生。さらに欠けていたのがトラとゾウとカメという動物園において力と守と知を象徴する三動物だったので追加で買いに走ります。

結局５箱買ってきました。
ちなみに「たべっ子どうぶつ」は箱の内側にジャンケンの手が書いてあり、ジャンケンを楽しむことができる「たべっ子ジャンケン」という機能があるのですが

全部チョキでした。そんなことある？

開封した「たべっ子どうぶつ」を一種類につき１，２個袋に詰めて持ち運ぶための準備をし、いざ動物園へ

今回は京都市動物園にやってきました

入ってすぐのところに早速サルがいるので、目の前でビスケットをかじってやろうと思います。

同胞がクッキーにされた姿を見るのはどんな気持ちかな？

上半身を思いっきりいってやりました

あっ！　ちょっとこっち向いた。「見返り美人図」みたいな仕草でこっち向いた！
控えめな反応でしたね。サルの世界では大げさなリアクションをとるとスベってしまうのかも知れません。

次はクジャクです。クジャクというとビスケットの形がまったくクジャクに見えない事で有名です。

クジャク（たべっ子どうぶつ）の画像。エビフライの間違いでは？

同胞がビスケットにされたのを見ても全く動じません。クジャクも鳴かずば撃たれまいなんて思っているのでしょうか。
アピールポイントの尾羽をかじってやることにします

ちょっとこっち見た？　
やはり自分第一とはいえ目の前で仲間が喰われたら少しは動揺もするといったところでしょうか。

続いてはゾウです。
と言いたいところですがなんと５箱開けてもゾウは出ませんでした。
ゾウはめちゃくちゃ動くしリアクションもオーバーなので期待していたのですが出なかったのでどうしようもありません。

ちなみに京都市動物園には「美都（みと）」と名付けられたゾウがいて、「ミトトーク」という美都が会話してくれるコーナーがあったのですが

めためたにコミュ障でした。

次はバクです。
実はバクを見るのは初めてです。

なかなかビスケットの再現度が高いですね。
でも個人的には四足歩行するムーミンの方が似ていると思います。

背中から大きくいきましたが全く無反応です。

おいっ、反応せいっ！　仲間が喰われとんねんぞ。
こいつが『進撃の巨人』の主人公だったらすべてが終わっていましたね。

続いてリスです。

エサをかじってます、かわいいですね～
でも目の前でリスをかじってやります

無反応でした。自分の食欲を優先しすぎでは？　自分と同じ姿をしたものが目の前で喰われましたよ、今。

それと動物園に「農業する人間」も展示されていました。

と思ったんですけど、よく見るとかかしでした。

続いてシカです。
シカの飼育舎の近くにはシカによる食害に関する記事が張ってあったのですが

シカの名づけ方が人間のエゴに満ちていました。

なかなかの再現度です。

少しこちらを向きましたが、立ち上がったりはしません。人間はそういうものだと思っているのでしょうか。

シカの隣にオナガゴーラルという動物がいました。

完全に適当すぎる動物博士が尾長君につけたあだ名ですがウシ科の動物のようです。

厳密にはオナガゴーラルとウシは別の動物ですが、はたして反応するのか？

身体の大部分をかじりましたが無反応でした。これが野生の厳しさでしょうか。

次はみみずくです。

夜行性なので訪れた時は寝ていましたがはたして寝たままでいられるかな？

起きなよ。次は自分が標的になるかも知れないよ。起きた方がいいよ。

続いてペンギンです。動物園にペンギンがいるとは

意外と似てますね

さて、目の前でかじってやることにします。今はそっぽを向いていますが、かじったら恐れをなして逃げていくのではないでしょうか。

無反応でした。冷たくない？

おつぎはキツネです。

なかなか貫禄がありますね。その姿勢をそのまま突き通せるか

無反応でした

眠いの？

あと動物園なのにトロイの木馬がありました

以下ダイジェストです

クマ

オシドリ

カバ

たくさんのネズミ

ヤギ

ヒツジ

なんかいたハト

どいつもこいつもぜんぜん反応しませんでした。みんな冷たいですね。
でも、厳しい自然を生き抜いて行くにはそんな同情は捨てなくてはならないのかも知れませんね。

最後にお土産としてアジアゾウのおしっこを飲める茶こしを買って帰りました。

終わり

（買った「たべっ子どうぶつ」はすべて食べます）