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とりあえず、ビール。

こんにちは。
愛知県の小さな町で、小さな八百屋を経営している杉浦大西洋と言います。

農産物がたくさん採れる田舎町なので、地元の新鮮なお野菜や果物を販売しているのですが、ビール好きが高じて、クラフトビールも販売させていただいています。

都会では流行から文化にもなりつつあるクラフトビールですが、ぼくらの町では、まだまだ浸透していなく、クラフトビールを求めるお客様の絶対数が少ないというのが実感です。

それでも夏場はすごくよく売れて、地元ではちょっとした話題になったりもしたのですが、季節が変わり、外に吹く風が冷たくなってくると、クラフトビールの回転率も一気に下がってしまいます。

僕らの町ではクラフトビール売るのは難しいのかなぁ、なんて思っていた時に出会ったのが、林伸次さんのnoteでした。

林さんは渋谷で長年バーを営んでいて、そこでのお酒を挟んだお客様との出会いなどを、素敵な文章で投稿してくださっています。

嬉しいのが、バーでのお酒を通して描かれる人間模様が、とてもユニークで、時に甘酸っぱく、時に嬉しく、そしてときどきちょっとだけ切なくなったりすることです。

お酒って、昨今わるものにされやすかったり、若い世代の人たちのお酒離れを耳にしたり、お酒を販売したり、純粋にお酒が好きなじぶんにとって、これから酒好きはちょっとだけ肩身が狭くなっちゃうのかなぁ、なんて危機感もあったりしていたんですね。

それが、林さんの文章に出会い、お酒ってやっぱり良いものだよなぁ、と改めて感じたのです。

で、お店で販売しているクラフトビール。

このクラフトビールを作るのに、ホップを作る農家さんがいて、それを醸造する醸造家さんがいて、今回はうまく出来たとか、そうじゃないとか、いろんな想いが詰まっていると思うのです。

個性的なラベルを作るデザイナーさんがいて、それを運んでくださる運送業者さんがいて、僕らのような販売者の想いもあって、お客様の手に届きます。

お客様の手に渡ってからは、また素敵な話が生まれることを願って、きっとそれぞれの人がクラフトビールに関わっているような気がします。

うん。
たくさん書いた。

とりあえずクラフトビールでも飲んでみよっか。


サポートしてくださったら、めっちゃ嬉しいです。お店に遊びに来てくれたら、珈琲でもごちそうします!