安易に求めた人肌の代償は痛い

寂しくてどうしようもない時、手っ取り早く手に入るぬくもりが欲しくて、安易に求めた人肌の代償が次の日、一人になったとき、痛い。
寂しさは倍になるし、虚無感に襲われる。簡単に埋めた寂しさは、より深くなって、一人の自分を浮き彫りにする。
結局、自分を大切にできていない。刹那的に生きて、その報復を今、一人ぼっちの自分が食らっている。
本当に欲しいのは、そんなものじゃないのにね。
簡単に求めた割には優しかった人を思う。頭をなでて抱きしめてくれた。話を聞いて、励ましてくれた。立ち直る方法、元気になる方法を教えてくれた。あなたのおかげで昨日の私は生き延びることができた。今日、猛烈な痛みになって心に突き刺さってくる寂しさを抱えながら私は生きる。昨日の私は救われたから。

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