くらのかみ 小野不由美
夏休み、小学生の耕介は父にと一緒に、亡き母の大伯父の家を訪れる。
亡き母の家系は代々、本家の血筋が途絶えるしまうので跡取りを傍系の子どもがいる家系から迎える伝統がある。耕介の家も跡取り候補の一人として呼ばれたのだった。
そこに集まった子どもは全部で4人、本家の大学生の息子三郎から「四人ゲーム」の話を聞いて4人で試してみることにした。蔵座敷で四人ゲームをすると子どもの数が5人になっていたが誰も最初からいたとしか思えない…。
ここから、ネタバレ含む感想
子どもが5人に増え、その後、食中毒事件発生、さらに大人の命にかかわるような事件が次々と起きます。子どもたちは、くらのかみはだれかと思いつつ大人を守るための行動に出ます。
くらのかみが誰か分かったところで事件の犯人もわかります。ミステリーとホラー(なのかな…)が絶妙のバランスをとりつつ物語が進んでいくところがとても楽しめるお話です。
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