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きらめき

もうはるか昔のことなのに一生かかえてしまっている、わたしをつくりあげてくれたもの、掬ってくれたひと、あなたのきらめきをわたしは一生忘れないんでしょう。 うまれかわったらあたしはあなたの娘になりたい、あなたが娘に向ける無条件の愛は、どんなかたちをしているんでしょうか、どんな顔で怒るんでしょうか、どんな顔でどんな温度でほほえみかけるのでしょうか。 ほんとにすきなひとには夢では逢えない、だってそれは幻だから。あたしが20年生きてきて気づいてしまった、悲しい真実、あたしが追いかけ続け

    • ひかりだけ、

      わたしは、見たくないものから目を背けるために、コンタクトレンズをつけてなかったの、ずっと忘れてた、いま、思い出した。 ほんとは、全部ぜんぶ覚えておきたかった。君の笑った顔も、愚痴のこぼし方、飲んだものも、わたしを見る怯えたひとみ、も、なにもかも、この一瞬を捉えて離さない、そんなきもちで毎日生きてた、けど、何もかも見えてなかった、のかもしれない、と、思う。というか何も見たくなかったのかもしれない。 いつかどんな形であろうと別れが来ることも、みないように見ないようにしていた、てい