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次男のヒーロー
多分3歳前辺りかな。鳴尾浜にファームの試合初観戦の次男の目の前で片岡選手のホームランを観た。
その日から、片岡選手は次男のヒーローになりました。
TVに打席に立つ片岡が映れば「片岡しゃーん❗️」まだ良く回らない舌でメガホン叩いて応援していたが若手の台頭やケガで思うような成績が次第に残せなくなり代打に回ることが多くなった。そんな時
久しぶりに甲子園観戦をする予定を立て、次男は張り切っていた。ヤクルト戦だったと思う、サードなので3塁側に席を取り、トラッキーやラッキーと写真を撮り通りかかった池山選手もネット越しに長男次男と共に写真撮らせていただいた。本人も片岡しゃん出るかな🎵と行く前から大変な騒ぎでした。
そして迎えたチャンスの場面『代打片岡』のアナウンスに大興奮の次男。しかし周りの心ない、子供の耳には入れたくないヤジの中、うつむく次男に親としてなす術もなく最後はゴロに終った片岡。意気消沈の次男。
おてがみを書きたい‼️と言い出したのは翌日だったか…。ひらがなだけのおてがみに通訳の手紙と厚かましいながら色紙とマジックを返信用封筒に入れて投函した翌週
なんと色紙にサインを書いて送り返してくださった!
喜ぶ次男を見ながら夫と「シーズン中にわざわざ書いてくれるということはもしかして」
もしかしての予感は的中してその年をもって引退とのニュースにこれほどまでかと思うほど号泣して引退セレモニーの放送も
僕はみたくないと泣きじゃくった次男。
それから片岡の名前を次男の口から聞く事もなくなり、本人もサッカーに打ち込んでいたが昨年『片岡コロナ』のニュースに驚き
大丈夫やろかと不安げにしていたが
その後、退院のニュースを聞いて
良かった。ほんまに良かったと呟いていた。
あれからサッカー選手にも憧れの選手はいたけれど。
もう成人したけれど
目の前で初めて見たホームランと
打った片岡選手はおそらく次男にとって、
変わらぬヒーローです。
★文中、敬称略にて失礼しました。
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