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今更ながら…

マスクが品薄の頃、色々な企業が布マスクを販売していた。
そんな頃の話…

武道具を扱う会社がマスクを作るというのをTVで見た。
最近は武道人口も減少気味で、起死回生とまではいかないまでもマスク不足の中に活路を見いだしたいと裏地は抗菌効果のある布地で表は和柄と良質な材料に熟練の職人が畑違いのマスクを作っているという場面が映り、わずかながらでも応援したいとすぐに購入を決めた。数人の友人もそれを見たとのことでどの柄にしようかと話ながらLINEは賑やかに終り自分は『桜』夫に『青海波』を選びオンライン購入も済んだが先方から確認のメールがない。
迷惑メールに入ったかと思い先方に電話を架けるとやはりそうだったとわかりアドレスを聞いて『必ず受信』にチェックをして届くのを待った。

注文が殺到してるので2ヶ月はかかりますと言われたが、どのみちマスクは必要だし待ちますよと答えて…。2ヶ月しない内に到着したマスクは耳の所は自分で結ばないといけなかったがそれくらいどうってことないと友人に届いたよ😃と写メと共にLINEをした。

友人から「あれ?同じ柄にしたんだっけ」の返信にサイトを見直すと柄の違うのが送られているのに気づいた😶どうしよう、もう開封して使ったではないか、しかし納品書には『桜』とあるが届いたのは『麻の葉』
作る数も決まっている中で、私が使ったことでどこかで『麻の葉』を待つ人がさらに待たないといけないことになってるのではないかと先方に納品書には『桜』とあったが『麻の葉』が届いたことと、確認しないまま開封したのでこのまま使わせていただきます『桜』は他の方に回してくださいとお詫びのメールをした。
返信は…来なかった。

数日後、ポストにゆうメールが入っていて開けると『桜』のマスクが入っていた。他には何も入っていない。封筒はどこかからの郵便物の再利用だった。
なんだかやりきれないない思いが込み上げてきて切なくなってきた。
せめてメモのひとつでもあれば少しは気持ちが落ち着いていたかもしれないのに。
重い気持ちのまま先方に届いたマスクのお代は振込しましょうかと電話を架けた。
こちらのミスなので大丈夫です。とのことだった…何が大丈夫なんだろう…

ヒューマンエラーは誰にでも起こる。
起こった後が大事だと言われた事がある。

今回だって届いてすぐに確認していれば良かったのだ。そしたら先方もマスク一枚ムダにしなかったはずだ。
だけど…メール届いてなければ電話できるよね?メモいれるくらいできるよね?

そんな考えが先に立ち、残念ながらマスクは使う気持ちになれず抽斗にしまったままだ。
マスク不足も解消された今、
我ながらちっせぇなと自戒を込めて記事にした。

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