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俳句幼稚園~蛍火・初蛍~

・蛍火を待つ夕暮れやしのび逢ひ
・蛍火に導かれ行く戀の道
・リビングに蛍一匹祖母来たる
・ほらここと吾子の指先初蛍

★鹿児島に越してきた夏、誰もいない部屋に光がぼうっとしてました。
恐怖のあまり母を起こし、母もまた父を起こし…父もまた…いや、父が勇気を振り絞って部屋に入ると蛍でした。上ずり気味の声で父が「ばぁちゃんが戻ってござったが」と。
その年1度だけみた蛍。やはり祖母が心配して帰ってきたのかなと思っています。

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