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福島県内でリフォームをお考えのあなたに朗報です

朝6時の我が家の室温は19.7℃ありました。暖房は昨夜の9時に止めてあります。家には「こたつ」や「ストーブ」は持っていませんし、「床暖房」なんて高価な設備もありません。約30坪の家を「エアコン1台」でトイレや脱衣室まで温まる設計になっています。しかも、暖房時間は1日3時間で十分です。

「最近の新しい家は温かくて羨ましい」と言われることが多いですが、新しいから温かいわけではありません。建物の断熱性能をきちんと計画し、計画通りに丁寧に工事をしただけですので、同じ手順を踏めば寒さに悩んでいる家を温かく改修することは可能です。

「キッチン、浴室、トイレなどが古くなってきた」
「畳の部屋をフローリングに変えたい」
「内装や外装を新しくしたい」

こんなリフォームのタイミングに、床下、壁の中、天寿裏などに断熱材を隙間なく充填すれば、隙間風のない住まいに生まれ変わります。同時に省エネサッシに取り換えて適正な能力の暖房器具を配置すれば寒くない家の完成です。

簡単に書きましたが、きちんと改修するのは言うほど簡単ではありません。
① 断熱材の種類と厚さの計画
② 断熱材を隙間なく充填する方法
③ サッシの仕様と取付方法
④ 暖房能力の算出方法
これらを現場に合わせて計画しなければなりませんので、新築以上に難しい工事となります。おまけに開けてびっくりな状況も多々ありますので、そこでの咄嗟の判断力も試されます。積極的に断熱リフォームを勧める業者さんが少ないのは、これらの計画が想像以上に面倒で手間がかかるから「やりたくない」のが本当の理由だと思います。

寒くない家に改修する「省エネリフォーム」を実施するには、既存建物の調査が重要です。私たちは【断熱診断】と呼んでいます。寒い日にどこからどの程度の熱が逃げているかをサーモカメラで撮影し、床下や天井裏から断熱材の仕様を確認します。地域の気象データや建物の周囲の状況から日差し(日射取得熱)がどの程度期待できるかを判断し、どこに程度の断熱材を充填するかを決めます。建物の改修範囲を検討し、断熱材ですっぽり隙間なく包むための納まりも事前に考えておかなければなりません。

「何を言ってるにかわからないよ!」ここまで読んでくださった方の多くはそんな気持ちでしょう。でもここで終わりではありません。

断熱材の仕様を決めたら建物の省エネ性能を計算します。改修後の性能を数値化するのです。これをしないと暖房能力が決められません。一度この計算をしておけば、断熱厚さを確保できない場合にサッシの性能でカバーしたり、暖房機の能力や数を調整したりできますし、年間の暖房エネルギー消費量の算出も難しくありません。

リフォームで「省エネ計算」を実施する業者はほとんどありませんし、そんな方は経験と勘で暖房機の能力を決めていますので、「リフォームで温かくなる」と自信をもって言えないのです。

自宅のリフォームを検討中でしたら、工事又は設計を相談している方に「改修後のUA値(外皮平均熱貫流率)」を確認してください。きちんと答えることができたら(たぶん)安心して任せることができる業者さんだと思います。

「省エネリフォーム」は壁の中などの見えない部分に予算を掛けますので、設備や仕上げのみをきれいに仕上げる工事より費用がかかりますし、すべて見えなくなってしまう部分ですので、ついつい諦めてしまいがちです。業者さんも面倒な話はしたくないので、そちらに誘導したくなるのもよく分かります。断熱に詳しくない営業マンならなおさらです。

長々と書きましたが、
「省エネリフォーム」に興味はあるけど、どんな改修方法があるのか全く想像できない方に朗報です。私たちは省エネ住宅を研究する社団法人新住協に所属していて、福島支部は【断熱診断】を先着20名にプレゼントすることに決めました。福島支部の支部長である豊田設計事務所(筆者です)が受け付け窓口となりますので、添付した画像にある連絡先までお電話ください。省エネリフォームに向けた【断熱診断】を無料で実施いたします。

改修工事で床や壁を撤去するのでしたら、予算を少し増やして快適な住まいに直してみてはいかがでしょう。連絡をお待ちしています。

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