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レゴの収納

嫁さまからレゴの箱を潰すよう指示があったのはずいぶん前のことです。1つのパッケージで3つのモデルが組み立てられる「3in1」の箱は、使わないパーツが他と混ざらないために利用していましたので、スカスカでも大切なモノです。組立本も一緒に箱にしまっていました。

「これを潰せるのか?」

我が家には自作のプレイマット(直径1m)があり6歳男子が楽しく遊べる量が入っています。遊び終わったら紐をギュッと引けば片付け完了なのでとても便利です。しかし、パッケージ品で遊ぶときは混ざるのが嫌でプレイマットを使いませんでした。それなのに年末の大掃除で箱を潰す指示が出て、プレイマットに全てのレゴを放り込みました。

「隊長!紐を引いても口が閉じません!」

そりゃそうです。6歳男子が楽しめる小さめの箱が多かったとはいえ、16箱ありましたので、プレイマット内のレゴ総量は倍増しています。納まるはずがありません。さあ困った。

「組立本は捨てていい?」

何と無慈悲な発言でしょう。レゴに1ミリもロマンを感じない嫁さまにとって、ペラッペラの紙に印刷された文字が一つも書いてない組立本には何の価値も見いだせない無駄なモノなのです。慌てて無印良品に走り組立本を1つのクリアフォルダーに整理しました。これで作りたいモデルがいつでも探し出せます。

「パーツ探すの大変だよね?」

組立本を整理したおかげで作りたいモデルが見つけやすくなりましたが、ごじゃまぜ袋の中から必要なパーツを探すのは現実的ではありません。そこで通常の組立作業の手順を考えました。6歳男子が飽きずに組み立てるにはパーツを見つけやすいことが重要で、組立前に手の届く範囲に色分けして並べるのが我が家のルールとなっていて、息子くんは一人で遊ぶ時も最初にパーツの色分けを黙々としています。

「収納用の引き出し買います!」

無印良品が大好きで、本棚、引き出し、カレンダー、手帳、文具まで多くの無印グッズに囲まれている嫁さまを納得させるには、本棚にピタッと収納できるポリプロピレンの引き出しです。これはレゴに飽きたら転用可能なため幾つ買っても咎められることはありません。そんなこんなで、引き出し5つ(約6千円)に色分け収納する作業が始まりました。

「粒モノ・人形・テクニックの扱い」

色分けしても探せないのが最小単位サイズの粒モノです。それから人の形をした奴らも色で分けることができませんし、関連グッズがとにかく多いのも悩みの種です。更にレゴテクニックの接続用のパーツも別にしたいけど、それほどの数にならないので引き出しまでは必要ありません。そこで、引き出しの中に入れる整理トレーを2つ買い足して、年末の「潰箱の儀」は滞りなく収めることができました。

「6歳男子に維持できるのかしら?」

あっ!嫁さまが不吉なことをつぶやいております。

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