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中国ドラマ『霜花の姫』

テレビ放映の良いところは区切りが強制的につけられること。画像は毎度のごとく百度百科から。そしてやっぱりだいぶ切れてる。

ドラマの情報

原題 香蜜沉沉烬如霜
出演 錦覓:楊紫(ヤン・ズー)、旭鳳:鄧倫(ダン・ルン)、鎏英:陳鈺琪(チェン・ユーチー)、潤玉:羅雲熙(レオ・ロー)、穂禾:王一菲(ワン・イーフェイ)、暮辞:鄒廷威(ゾウ・ティンウェイ)
百度百科では63集となっているけどトゥエルビでは59話でした。

感想など

ドラマ情報の出演の“:”の左側が役名です(いまさら)が、そちらにはフリガナをふっていなのだけど読めないって言われたらつけようかと思っている。そんな要望が出るほど読まれるかしら。あとレオ・ローはそう呼ばれることがほとんどなので書いたけど読み方はたぶん“ロー・ウンシ”だと思う。

華流超初心者のワタクシは、『陰陽師とこしえの夢』出演の俳優の予習をせねばなるまい、と物色、することもなく折よくトゥエルビで始まったこのドラマ、鄧倫予習として視聴したのでございます。

ストーリーは一人の女性を兄弟で取り合う。恋愛ものの王道、もしくは超オーソドックスなやつ。既視感ありあり。旭鳳(弟)と潤玉(異母兄)は天帝の息子つまり天界の皇子、錦覓は花界の精霊なんだけど、秘密があってうんぬんかんぬん。主人公CPは錦覓と旭鳳なのでそのへんも推して知るべしなんだけど、全体としてはうまくまとまっていたと思う。最初のころはちょっと雑ではないか?って話もあったんだけれど、こんだけ長ければそんなときもあるさね。神仙物の定番、人間界での修行もありますよ。“歴劫”って言われてて送り出し方がおもしろかった。桃花シリーズはそのへん描いてないもんね。

全59話、最初から最後まで主人公CPにハまれなかったです。役柄が苦手っていうのが一番なんだけど、はっきり言っちゃうと鄧倫が微妙。芝居の巧拙もだけどなんかわからん。魅力とかそういうのが。楊紫ちゃんはお芝居上手だな、と思えたんだけれど、役柄はともかくとして。
役柄としては、主人公ですから最強よね。天真爛漫直情径行超ポジティブ、他人の感情の理解が薄いひとたち。ディスってないよ。おかげさまで最終週はワタクシの理解の及ばない理屈をこねくりまわされてある意味のめり込んだと言えるかも。

そんなわけでワタクシお兄ちゃん派。最終話で超絶きれいだったから。違うそうじゃない。悪いことはした。けれどもその原点は家族や誰かに愛されたかったってことなんだよね。こじらせちゃったんですな。それがたまたま天帝の家族だったから大事になっちゃった。思考回路は理解できるんだよな。あんな程度で企みだの悪意だの言われたら人間生きていけませんけど。ああ、この人たち神仙だったわ。それと、最終話のお兄ちゃんは超色っぽいので一見の価値ありよ。ヤメロ。

天帝と天后(旭鳳の母)がまたそろいもそろってク〇なので天界が地獄みたいな世界になっていたかわり、魔界の家族があたたかかった。おかしいな魔ってつくのに。オレの一押し暮辞!つらい生い立ちの“せい”なのか“わりには”なのか、控えめで安定感(落ち着きとか包容力とか)あふれる男、鎏英たんに押されまくる暮辞、そりゃあ押したくもなるよなあとにまにまして見ておりましたわ。またこの二人のサイズ感がいいんだわあ。ぴょんぴょんして小さくてかわゆい鎏英たんとがっしりした暮辞、いいわあ。アクションもなかなかだった。

ストーリーは新鮮ではなかったけど、演出が斬新だったところが何か所かあった。鄧倫の鼻に楊紫ちゃんが指をズッポリ入れたところとか、主人公CPのラブシーンでの真の姿演出とか。あとは、ええと忘れちゃった。鼻ズッポリのシーンでは鄧倫て良い人なんだろうなあと思ったもん。魅力はわからんけど嫌いじゃないのよ。

そういえば、錦覓って、『チンミン』って聞こえたんだけど、晴明も『チンミン』って聞こえた。なので呼ぶたびに(作品違う・・・)とか思っちゃったりしてました。正確にはどうなんだろう。まだまだ耳が慣れない。


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