中国映画『陰陽師とこしえの夢』
鉄は熱いうちに打て、オレの気持ちも熱いうちに!まずはこれから。画像は百度百科から引用、だいぶ切れてる。
映画の情報
原題 晴雅集
監督 郭敬明
出演 晴明:赵又廷(マーク・チャオ)、博雅:邓伦(ダン・ルン)、忠行/鶴守月:汪铎(ワン・ドゥオ)、公主:王子文(ワン・ジーウェン)、阿瀧:春夏(チュン・シア) ほか
2021年2月5日よりNetflixで配信中
感想など
前にも書いたけど、中国では公開早々中止、続編の公開は未定、盗作のせいだと言われているけれど実際のところはよくわからない。だってそのシーンたぶんそのまま配信されている。だから、「法は守ろうな」とだけふたたび。
若き陰陽師、晴明が都に向かい、博雅らと禍蛇を鎮めるという物語。説明あらすぎ。
夢枕獏の『陰陽師』シリーズを原作としています。たぶん白比丘尼だろうけど、うんたぶん。ともあれ監督の大好きは伝わった。晴明も博雅も小説や日本の映画のイメージとはかけ離れちゃってるけど、大好きなのはわかった。衣装とか小道具とか武器とかうまいこと折衷してたと思う。草履みたいなの履いてたし、晴明は。
技術の発展と情報の伝達がいきすぎて某マーベル化しちゃったんだろうけどそのへんはどうかと思うけど頑張ったのはわかった。もったいないから続編公開お願いします、どこでもいいからさあこのさい。
問題はあれど、面白かったです。ただね、たぶんすごくカットされていると思う。主役たちの絆が深まっていく過程が少ないからクライマックスの戦いにむかうところがちょっとだけ浮いてしまっている。そのかわり、公主と鶴守月のターンはよかったねえ。回想シーンの量とタイミングとで彼らの物語がちゃんと理解できた。回想シーンの映像と音楽だけでメシウマよ。そのへんだけヘヴィロテよ。
おかげさまですっかり汪铎推しですよ。主役そっちのけ。
濃い顔にメイクもあいまって鶴守月にはまってましたねえ。忠行の時は老けメイクなんだけどそっちも良き。あとね、なんといっても身体が良い。あの細マッチョな身体、たぶんもともとすごく細くて、ムッキムキの筋肉がつくタイプじゃないと思う。だから無駄な筋肉感が無い。首がすっとしていて僧帽筋の上のほうが程よく盛り上がってて前から見ても後ろから見ても立ち姿が美しい。
それでアクションシーンが上半身裸で髪の毛アップだからもう眼福オブ眼福ってなもんです。ありがてえ。ポスタービジュアルの胸元はだけ、毛色が違う・・・と気になってたんだけどいまやほんと、ありがてえよ。
主役!趙又廷!私を沼にひきずりこんだ人(を演じてた人)はどうだったかって、そりゃ良かったにきまってる。若き晴明っつうにはちょっと年いっちゃってるけどアクションにはキレがあったし、所作には品があった。さすがマーク。でもごめん今は汪铎推しなんで。
もう一人の主役、邓伦は格好よかった。アクションができる俳優はそれだけでオッケー。でもさ筋肉のつけかた変えません?僧帽筋をあんまり発達させちゃうと姿勢が悪く見えるんですよ。どうでもいいか。今は汪铎推しなんで。
音楽のことを書き忘れるところだった。川井憲次ですよ。ワタクシにとっては『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』のオープニング曲だけで神となった人、うそ。だいぶおおげさ。ドラマとか映画とか見ているとこの音楽好きだなーって思うことあるじゃないですか。そういう人のうちの一人。今回もばっちり刺されました。サントラ出してくれないかなあ。
中国版安倍晴明、堪能いたしました。
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