消えたいと思う夜があってもいい

あっけらかんとあっけらかんの間には
どうしようもなく涙が止まらない夜があったりする。

なぜ泣いているのか、
なにが不満なのか、
全てきちんと自分で説明できれば、今夜涙なんか流さなかったかもしれない。

泣くのはデトックスだ。

きっかけは些細なことだ。

仕事がうまくいかなかった
誰にも興味を持たれなかった
好きな人に好きな人ができた

ちょっとした切り傷が気がつけばどんどん大きくなって、何針縫っても端から裂けていけような、
まるで少し引っ張るだけで裂けていくボロボロの布のような、そんな感覚だ。

いつだってポジティブにはいられない。
自分のことになると余計にそうだ。
人へのアドバイスははちゃめちゃにポジティブに返すくせに。

毎晩消えたいと思い涙を流すし、
朝が来たら仕方がないと日々をこなす。

それでいいと思う。

人間だから。

色んなことを考えてしまうから。

それでいいんだと思う。


いつもよりほんの少し一生懸命生きてみる。

そしたら少し、楽になるかな。

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