いなくなった後の世界
死んでしまうことが、いなくなるの最大級だとして、
死んでしまうこと以外でもいなくなることはあって、
死んでしまうことも、もう2度と関わることがないことも、同じいなくなるということだと思う。
私は大阪を出る時に当時していた仕事を辞めた。
そこから今まで関係者とは会っていない。
私がいてもいなくてもそこには日々が続いていて、なに一つ変わることなく淡々と過ぎている。
私がいないと困るかもしれないから。とか、そんなしょうもない責任感なんてこの世界には必要ないんじゃないかとさえ思ってしまうほどにあっけらかんと日々は続く。
久しぶりにSNSで見かけた元同僚は、今も変わらず働いていた。
懐かしいとか、元気しているかなとかよりも、
他人には他人の日々があって、そこに私がいてもいなくてもなにも変わらないということを改めて感じた。
そんなもんだ。
私の日々にあの子がいてもいなくてもなにも変わらないのと同様に、あの子の日々も変わらない。
きっとあなたの日々も変わらない。
それでも、誰かの日々にパッと入り込める瞬間があるのなら、嬉しいことだ。
なにが言いたいかさっぱりわからないと思うが、私にだってわからないのだから、わからなくて当然だ。
いてもいなくても変わらない日々は続くけれど、いなくなったらどうしようもなく悲しい人もいるなぁ。
それでも日々は続いていく。
いてもいなくても、続いていくのだ。
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