はじめましてのご挨拶 -ichico-
こんにちわ!はじめまして!
現在、日光市の旧栗山村の湯西川温泉(栗山地域)で、地元に残る編み技術を習得して、せっせと草や樹皮を編んでいる【 ichico 】と申します。
ichicoの名前の由来は私の名前が「chio」なのと、この地域で昔使われていた丈夫な草で編まれた背負子「イジッコ(イチコ)」の方言名から取りました。
このイジッコという背負子ですが、実は現在、編める人が県内でたったお一人、湯西川温泉にある民宿男鹿の女将 阿部征子(あべせいこ)氏のみという、超絶滅危惧な技術です。
イジッコ?岩芝民芸?
このあたりの説明は、とちテレさんの番組が身近でわかり易いと思いますので、放送された番組貼っておきますね。民宿男鹿の紹介は6分ぐらいから。岩芝の紹介は15分ぐらいからです。
U字工事 vs パワフルな男鹿夫婦 の漫才も見どころです♪ ぜひ。
私はその絶滅危惧な技術を、動画どおりの超パワフルな女将阿部征子(あべせいこ)さんから学んでいます。
ここまで説明すると、
「あれ?イジッコって隣の三依地区じゃない?」なんて、物知りの方はおっしゃいますね。
そう、実は日光市の指定文化財に指定されていた方が中三依地区にいました。そして、阿部征子さんは上三依地区出身。同じ編み技術を伝承しています。
この技術継承については、詳しく話すと長くなってしまうので、これはまた別の機会に…
そんなこんなで、編み技術を習得したものの、
◯材料の岩芝がない
◯若い人には馴染みがなさすぎて、まず理解されない
◯ワークショップ化したいが、編みが複雑すぎて普通の人には無理
◯そしてバッグ1つ編むのに1ヶ月かかるので、値段が自ずと高くなる
など、数々の問題がありまして。
一つひとつ解決して、どうにかして形にしようと。
目下、頑張っているところです。
便利で簡単にものが入る現代において、「草を採って干して、紐を撚って、編み込んで…」と、一つのものができるまでに最低でも1ヶ月以上かかるイチコは、今さら残す必要あるの?という意見もあります。
ですが、自然と共に生活してきた山村ならではの生活様式を少しでも残し、皆さんにも少しでも感じてもらえたら嬉しいし、個人的には、持続可能なところが超気に行っています。
というわけで、日々の制作工程や、植物採集について。
そしてイジッコを元に作った小物類販売など活動について。
ついでに湯西川のちょっとした情報なども含めて。
少しづつまとめていきたいと思っています。
- ichico -
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