#10 マオリ・フィナーレ

パーソナリティーのヤマモトです。
本Podcastのシーズン1(?)、最後のゲストとして奥泉さんにエッセイを伺うことができました。

自分の話を少々……。
本編でも話していますが、僕は奥泉さん所属のバンドGi Gi Giraffeのファンで、学生時代サークルのメンバーでコピー演奏をしたこともあります。Sail On Ceylon Teaも愛聴しております。
Gi Gi Giraffeを知ったきっかけはパーソナリティーのサイトウで、2014年頃にサイトウから教えてもらったのでした。
それがなんと巡り巡って6年越しに奥泉さんとお話しできるなんて。しかもそれがPodcast上でパーソナリティーとゲストの関係だったなんて。
不思議なものです。

思えばこれまでの10人のゲストと、このように関わることができて自分自身とてもいい経験ができました。

#5までのゲストは、以前から私も関わりがあった人がゲストでした。
ですがこのヨンブンノヨンを通してお話を伺えたことで、何と言うか、「その人の見方がちょっと変わった」と言っていいものか、、、難しいですけど。個人的には「あの人そんなことも考えてたんだ!」的な発見の連続で刺激を受けることができました。またその人がどういう風に物を見ているかを知ることで、自身の狭い視野の一部が少し開けた感じもするんですよね。

#6からは僕が初対面の方がゲストでした。僕からすると、年齢的にもみなさん「人生の先輩」です。もっとフラットに話すと、冷たく響きますが「他人」です。
各ゲストとヤマモトとの関係性、つまり「他人(ゲスト) 対 ヤマモト」の構図は、「ゲスト 対 リスナー」の構図に一番近いものではないでしょうか。
リスナーの代弁者だと言い張る気持ちはありませんが、この辺りから徐々にリスナーの方からお便りをいただけるようになり、自分の中でのPodcastへの意識が変わってきた頃でした。「ただ発信してる」だけでなく「発信して誰かに届いている(そしてなにか考えてくれている人もいる」ような外側への意識の拡張。そんな意識を獲得しつつあったヤマモトとゲストの方との構図を#6から出すことができたのは、結果的に良かったのではないかなと自負しております。
(「10人のゲスト」「10人のゲスト」とかいいつつ、#1の語り部は僕なんですけどね〜。恥ずかしくて聴き返せない!スタイルが確立してきた今だったらまだ、またやってみたいかなと密かに思っております…笑)

#10について。「思う存分問わず語りしてくれたなぁ〜」という感じで収録からとても楽しかったです。
奥泉さんの温厚な人柄もあってか、決して押し付けがましく響かないし、心にスッと落とし込まれる、ってな感覚で楽しく聴き進めることができるかと!
視野を広げてくれる刺激っていうのは、
カナダのような外国の地での人付き合いや、
インターネットの技術が見せてくれる情報の海や、
地図では省略されてしまう地元の小道や、
実験的という言葉に甘え都合良くやってる素人Podcast、
それらのどこにでもあるから自分のペースで覗いてみようよ。Here, there and everywhere!みたいなことを今回の奥泉さん回がじんわりと伝えてくれます。Looking through a glass on your own?

それと。#10収録後、奥泉さんとサイトウとで「ビートルズセッション会」をしたのも良い思い出です。3人ともビートルズ大好きキッズに戻って演奏を楽しんでいた光景はなかなかに青春だったように思えます。
そして#0で僕が披露した「ビートルズイントロクイズゲーム」みたいなのも3人でやりました。奥泉さんも僕も出だしの一音で全問正解!悩むサイトウに2人でヒントを出していく という時間でした(笑)。もっと話したかったです。奥泉さん、またお話ししましょう!そしていつかはこのイチブンノイチを「ビートルズイントロクイズ」でジャックしましょう!!

私からの読書感想曲はもちろんThe Beatles「Hello Goodbye」!
コーラス部(サビ)のドラムは「ドン ドン ドン ドン」とシンプルなのですが、間奏などでのドラム演奏がすごい!!自由奔放なのに"歌っている"ドラムだ。
曲名がまだ「Hello Hello」だったテイク1のドラムプレイはもっと複雑で、そもそもリンゴ・スターというドラマーが持つこの辺りのセンスというのは中期のビートルズにおいt・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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