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「海のはじまり」考察〜このお話の第1話で苦しくならない世界をいつか見てみたい



もっと名前がつかない関係を
緩やかに築いていける世界になればいい

〜今年の月9「海のはじまり」を、見て思ったこと〜


いちあきにしては
大変珍しいことなのですが

最近、テレビやドラマを
観るようにしています

というのも
2年近く続いた
自分の世界に集中してた期間を経て

自分をアップデートしたくて
世間で話題になるような
たくさんの人が楽しみにしてる作品や
作った人の情熱がこもった作品に
出会いたくなったから!


そんな折に
今期はわたしの推し、
佐久間さんが所属してるグループ
SnowManのメンバー目黒さん


月9でシングルファザーの役で
主演をやるということで

さっそく
「海のはじまり」の第一話
みてみたのです


率直にいうと
すごくよかったです
☺️

まず、出てた人の演技がみんなうまくて
こういう人、いるいるって感じ。

最初、目黒くんと有村架純の美男美女感が
すごくてちょっと現実感なくて
入り込めないかも…

って思っていたのですが
目黒くんの大学時代の回想が出てたあたりから
雰囲気がすごい芋っぽいっていうか
どこにでもいそうな普通感に変わってきて

「あれ?目黒くんってイケメンなんだっけ?」

って思ったくらい。笑



あと、大竹しのぶさんはマジですごい!
こういうお母さんいるし
色んな感情が滲み出てて
久しぶりに心揺さぶられるドラマをみたな
って思ったし

初回からなんかすごく思うことが
たくさんあったのです

この思うこと
感じたことというものを
まだ、上手く言えないでいるんだけど

自分の中で
すごくすごく大事なことだと思うから
残しておきたいし
少しずつ書くことで言語化させてください


■誰の中にも言葉にできない傷はあるし、あなたの隣の人の中にもそれはあるかもしれない


さて、最初に
まず思ったのは

すごく個人的なことなんだけど

わたしもこういう話を
見れるようになったんだなってこと

というのも
わたしは昔、合意じゃないセックスで
望まない形の妊娠からの中絶をしてから
ずっとこういうシングルマザーものとか
出産育児系の作品が
見れなかったんだよね


そもそも
赤ちゃんや幼児を見るのも
辛い際時期が長く続いて
心を殺さないと街に出れない時もあったし

言葉にも態度にも
出すことはなかったはずだけど

他にもいろんなことが
そのことに紐づけられてしまって
苦手と感じたり
息がしづらくて苦しいことは
けっこうあった


それを
ひとつひとつクリアしてきて
自分の中で昇華していって
このドラマの第一話
最後まで見れたということは
個人的にとても感慨深かったです

なんていうか
「わたし、ここまでよくやってきたな」
って感じ

同時に
このドラマは他人事ではないな
って感覚を覚えたのでした


さて
ここからはネタバレもあるので
もし、ネタバレが苦手な方は
ここでストップしてください


この物語は
目黒蓮さん演じる
月岡夏
という青年の元に

大学時代の恋人が病気で亡くなったという
訃報が入って葬儀に参列するところから
始まります


そして、そこで
かつての恋人の娘という少女と出会うのですが
実はその子が自分の子どもだったと
いうことを知る

というのが1話の大きな流れです

この流れのなかで
お葬式の1日が進みながら
ところどころで
夏の過去の恋人との出来事の回想が入ります

大学時代の夏と元恋人の水季が出会って
恋人になって2人で過ごしていく日々の
幸せな様子

そんな日々が続いていたある日
卒業後の進路も決めないといけない時期に
水季が妊娠したことが発覚

夏は水季から中絶するから
同意書にサインをしてほしいと言われて
同意をし、
手術後、2人は恋人として
再スタートをしようとしていたけど
水季から別れを切り出されて
そこから会えなくなってしまう

という過去のストーリーが
描かれながら

目黒蓮演じる夏くんは
お葬式にいた少女が
自分の娘だったってことを
知らされていくのだけど

その様子が何とも言えない
透明感のある哀しさと痛みと共に
描かれていきます


わたしは見ていて
第一話に漂っている哀しさと痛みは
夏くんという個人のもののようで

今の日本の社会に生きる
男の人という生き物の哀しみと痛み
のように
感じました



特にそれを思ったのは
出席したお葬式で

かつての恋人、水季の母親に
そこにいた少女海が自分の娘だったと
知らされたシーン。

その時に
夏が
「すみません。
何も知らなくて。」

って謝るのですが
大竹しのぶさん演じる
水季のお母さんから

「ええ知らないですよね
男の人は隠されたら知りようがないですよね

男の人は妊娠も出産もしないで
父親になれちゃうんだから」


(いい気なもんですよね)

みたいな感じで
知らなかったことを責めるように
言われてしまっていて。


その通りなんだけど
わたしはなんだかとてもひどくて
悲しいことを言われてるな

って感じたし


同時に
これってなんだか
世の中の男の人全体が
普段投げかけられてる言葉のような
気がして

知らないうちに男の人は
こういう言葉に傷ついたり
罪悪感を覚えたり


もしかしたら、うすぼんやりとした
絶望を覚えていたりするのかもしれない

思ったのです

■男の人は知らないうちに傷ついていて罪を背負っているのかもしれない



そう言えば
夏くんは第1話を通して
ずっと痛いことを
言われていた気がします


水季の同僚からは
まだ何も知らない夏くんが
ただ挨拶しただけなのに

「この(別れてから水季が出産して
子どもを育てた)7年のこと
本当に何も知らないんですね」

なんて冷たい目で言われてしまうし

水季のお母さんの目の
夏くんを見る目もどことなく厳しい



水季から
中絶について打ち明けられた時も
彼は厳しい言葉をかけられていた

夏くんは
「他の道はないのか?」
って問いかけたら

「夏くんは
堕すことも産むことも出来ないんだよ
わたしが決めていいでしょ?」

って言われたり。

ここの演技も2人ともすごかった


確かにそうなんだけどね。

男の人は自分では妊娠することも
出産することも出来ない


そこに関して最終的に主体的な決断は
女の人にしかできない

のは肉体的な事実ではあるし
出産にまつわることで
体に負担がかかるのは女性。


でも、だからといって
男の人が
傷つかないわけじゃないんだよね


自分が原因の1つで
彼女の体に負担をかけてしまうことも

好きな人の未来に大きな影響を与える
だろうことに
自分が関わってるのに
最終的な決定権を持てないことも

逆に夏くんの場合は
決めてあげることが出来なかったことも

幸せにするから産んでほしいって
断言出来ないことも
責任取るって言えなかったことも

彼女が産まないという選択をしたことも

彼女のことを大事に思っていればいるほど
夏くんも多分言葉にできないだけで
傷ついていたんじゃないかな
って思う


妊娠して中絶をした彼女に

何を言っていいかわからなくて

何もしてあげれることがなくて

体のことを心配して
気にしてあげることしか
出来ない毎日はしんどかったんじゃないかな

って思う

(だからこそ、
そんな夏くんをみて
水季は1人で生んで育てる決意を
したのかもしれない)


そして、
その傷は目には見えない


目に見えないから
多分、水季側の人にとっては
夏はすごく無責任な
「なんだ、コイツ」的な男にきっと見えたよね

7年間、一度も親子に会いにこなかったことも
知らないからしょうがないって
口では言いながら、

「なんで気づかないんだ?
知らないままでいるなんて薄情じゃないか?」

なんてことも
思ったりもしたかもしれない

世間的にみても
何も知らない人からしたら

彼は

「彼女を妊娠させて責任を取らずにいた男」


だけど、
夏くん視点のドラマで見る限りの
夏くんは

絶対に無責任でも冷たい人間でもない


優柔不断で自分の意思を前には出せないけど
相手のことをすごく考えて寄り添う人だし
めいいっぱい誠実でいようとする人だ



夏くんのような
人のことを考えすぎる
優しい人にとっては

自分の体を痛めることじゃないことで
相手の決断を曲げるようなことは
できなかっただろうし

女の決断を尊重しようとすること

それはある意味で
彼の愛で誠実さだったんだろう
と思う

めいいっぱいの優しさと誠実さの仲で
彼女を結果的に傷つけてしまったことは

彼の仲で決して軽くなかっただろうし
抱えてる何かはあったのではないかな?

(それはきっとこれからドラマの中で
語られていくのだろうけど)



海のはじまり脚本家 生方美久さんが
今作の伝えたい事は2つあるらしい


それが以下のこと




妊娠出産に関する産む産まないは
もちろん女性にとっては一大事で

それこそ
そこでダメージを受けることは
わりと簡単に想像ができるけど

男性側の心のケアについて
提言されることってほとんどない




中絶だけじゃなくて

妊娠出産の場面において

当事者すぎる女性の隣で
一体どうしていいのかわからないまま

提示されることに
ただひたすら、YESといって
その通りに動くしか
正解がないという状況が
今の多くの男性の状況で

それって、人によっては
愉快ではなかったり
とても傷つくことではないかと思う

最終的な選択権が自分にない
ということは
ある種の人にとってはすごく苦しいことで
無力感を感じさせること

それは時々ものすごく心に傷をつける


そして、
傷ついた時に
人が取る行動はほんとうに様々


思いっきり心のままに泣き喚くひとも
いれば
ひたすらうちに籠って落ち込む人もいる

全く顔にださずに笑って日々を過ごしながら
心の中で泣いてる人もいれば

ツラいから心の奥の箱にしまいこんで
忘れてしまうようにする人もいる

その心の傷が精神を蝕んで
相手を攻撃しないでは自分を保てないなんて
人もいたりする


世の中の、イクメン的な
今の時代の理想の父親をやれないで
責められる事の多い

今の日本の男性は
どこかしらに
この傷を負っているんじゃないか


とわたしは感じています




愛し方や在り方がわからないでいて
そのことでも傷ついていて

わからないから途方に暮れているのに
わからないなんておかしいと責められて
もっと傷ついて

これまで信じてきた自分の価値や
男としての在り方を脅かされて怖くて

じぶんが傷ついてることすらわからずに
痛みのままに暴れたり
痛みをなかったことにしようと
無感情になったりしている

今の男の人って
わたし的にはそんな風に見える


女の人はじぶんが男性よりも
肉体的に弱くて身体能力では勝てないから
つい忘れてしまいがちだけど

心の柔らかさは男性も女性も同じなのだ


男と女は体の構造も脳の働き方も違うから
当然生きていて得る体験が違うし
その時に与えられる痛みも
痛みの感じ方や傷のつき方も違う

そして、
そのお互いの痛みを体感として
理解できることは絶対にない

だから、前提として

男の人も女の人も
もしかしたら
相手は傷ついているのかもしれない

という視点で相手も見てみたり

そして、
自分には誰かのことを
傷つけてしまえる影響力やチカラがある


ということを自覚するだけで
世界はもう少し優しく
明るくなるような気がするのです



■夏くんは本当に父親に
ならなくてはいけないのだろうか?



このドラマのテーマとして
「人はいつ親になるのだろうか?」

っていうのがあるみたいなんだけど

わたしが
ふと思ってしまったことがある

『夏くんは本当に父親にならないと
いけないのだろうか?』


いや、生物学的には彼が親なのは
それはそうなんだけど

SNSを見てると

世の中には子どもが生まれたのに
その事実だけでは
男の人は父親になれない人がかなりいて

それと同時に
そのことを責める投稿をよく見る


わたしも個人的に
母親がワンオペっていう状況は
本当によくないって思っているし

わたしの両親は共働きだったけど
父親は
家事育児や家庭についてのアレコレに
積極的には参加してはいなかったし

そのことで母が苦労してる姿を見ているので
女性側の味方につきたくもなるんだけど

でも、冷静に客観的に
その状況にいる男性をみたとき

ただ、彼らは
何をしたらいいのかわからないんだ

と思う


これまでの文化から
社会で求められるものが
一気に変わってきて
家事育児に参加するのが
当然な風潮になってきたけど

ただ、それにまだ上手く
適応出来ないでいるんだよね


だって誰も教えてくれなかったし。



そもそもの話、自然界において
母親の場合、
出産したらある程度まで
母親がまだ子どもを育てる生き物が
ほとんどで
役割が決まっているけど

父親はその種によって役割は様々。

餌をせっせと運んでくるマメなオスもいれば
オスがマメに子どもの面倒をみる種類もいる
逆に全然放置でオスは交尾をしたら
メスから離れてどっかにいっちゃう種類も
多い


むしろ、ほとんどがそっち派で
つがいで子育てする生き物って
実はダントツ少数派で
哺乳類の95%はメスだけで子育てするそう

カマキリなんか
交尾の後にオスはメスに食べられて
我が子を育む栄養になっちゃうこともあるし

種さえつけたら
オスは必要ない扱いをされることも多いのだ

#まぁ、カマキリは卵から生まれたら
勝手に育つから子育て的な意味では
母親もいないようなものだけど。

カマキリ見たくない人いそうだから
鳥の画像をはりました


そう思うと
もしかしたら

男の人は
種の存続的な意味じゃなくて

子育てするっていう意味では

父親になる本能
って持ってないのかもしれない

せいぜいが
子どもやメスを守るために戦ったり
外で働いて餌を運んでくるくらいなもので。


にも関わらず
今の男の人って

もはや、父親を超えて
母親的存在になることを
求められている気がする



恐らくほとんどの男性は
女性的な本能とか母性は持っていないか
持ってたとしても

それを開発されることなく
育ってきたのに

察するとか、マメに思いやるとか
的確なケアをするとか

苦手なことを求められて
「親なのになんで出来ないの?」

ってなじられる様子は
ほんとうに哀れだなって
同情せずにはいられない


別にこれは男性に限った話じゃないと
思うけど

きっと、子どもが産まれただけじゃ
世の中で定義される父親や母親になれない
人って意外と多いんじゃないかと思う






子どもが健全に育つのに
どうしても
父親じゃないといけないんだろうか?
母親はいないといけないんだろうか?

子どもという存在を大事にして
育もうとする
意思があるのなら
母親にならなかったとしても
許されはしないのか?

ということを思ったし

親と子どもという関係になるのには
血の繋がりがなくてもいいんじゃないかな?


血の繋がりだけで
特別な感情が芽生えるのは

それは愛ではなく
本能に縛られたある種の洗脳とか鎖のような
ものなんじゃないか

ということも思っていた

余談ですが

もしかしたら「海のはじまり」でも
池松荘亮演じる水季の同僚、津野さんは
海ちゃんのパパになろうとしてたのかも
しれないなと感じた

でも、あっさり、海ちゃんに
「彼はお父さん?」って尋ねられた時
「津野くんがパパなわけないじゃーん」って
言われてしまう

それは水季がきっと夏が好きで
彼が父になるのを拒んでいたから
娘の海ちゃんもそう思うようになったのかも
しれないけど

あんなに甲斐甲斐しく面倒を見れるなら
もう父になってもいいんじゃないかな
と見てる側としては思ったけど

なのに、あっさり否定されて
でも、全然会ったこともない夏くんは
「パパなんでしょ!」って言われてるのは

親子って一体なんなんだろうなって

チラッと思ったりもしました

勝手な妄想に過ぎないですが。




父親ってなんなんだろう
このドラマをみて
そんな風に改めて思ったし


うまく親になれない人に対して
「なんで出来ないの?」
ではなくて

それでも大丈夫とケアしてあげれる仕組みや
社会があればいいと
痛切に思う



■家庭というコミュニティで
幸せになれない人間もいる



そもそもの話なのですが
わたしは家庭というコミュニティの中で
とても苦しいと感じながら育った人間で

第一子で初孫だから
めちゃくちゃ可愛がられて愛情を
たくさんもらって育ったから
愛に飢えるなんてことはなかったし
とても恵まれていた一方で


舅姑の立場の祖父母
妻で嫁の母
夫で息子の父

そして、下にいる守るべき存在だった弟妹

それぞれの立場からの主張とか思いが
どれも無視できるものではなく
間違ってるわけでもなく
誰も悪くないが
ぶつかり合ってる場所で

わりと人の気持ちを感じてしまう性質の
わたしは愛に窒息しそうになりながら
すごく居心地の悪さを感じながら育った


愛っていうのは
優しくて暖かいものでもあるけど
いつもいつも適温や
適切な形ではそこにない


時に熱すぎたり
尖っていたり、重すぎたり
存在を感じるには軽すぎたりする

でも、別にそれは誰かが悪い
ということではないんだ


ただ、愛の感性がそれぞれ違うだけ


その愛の感性の違いで
傷つけあってしまうことって
男女の間においても
親子感のなかでもよくみられる


このドラマの第一話は
そういう面の導入として
男女の感性の違いによるすれ違いが
よく描かれていたなって思うし

愛する人が自分も原因で傷ついて
そこから先に進んでいく事態に
参加させてもらえず除け者にされて

自分の感情をうまく受け止められなくて
言語化出来ないままに
痛みを感じてる男の人の姿

目黒くんは
本当にすごく上手に表現していたな
って思う




このドラマは
男の人にも見てほしいけど
きっと男の人にとってかなりしんどい
内容だったのではないかと思うし

自分だったらという視点で
自分ごととしてまっすぐに受け止めながら
みられる男性は
ほとんどいないんじゃないかと思います

SNSでも
「男にとってはホラーな展開」って
ことを言ってる人が結構いた


だからってわけじゃないけど
まずは女の人が
目黒くんの演技を通して
男の人にも、男の人視点の
痛みというものがあるということを
知ってあげれるといいと思う

■みんながしんどい世界じゃない世界になればいい



さて
来週はどうやら
有村架純さん演じる
現在の夏くんの交際相手の弥生さんに
子どもがいだという事実を知らせるという
展開になるんだけど

予告を見る限り

夏くんはみずきのお母さんに
「彼女さんが1番の巻き込み事故よね」
と言われていたり

弥生さんに
「認知しようとしているの?」
って詰め寄られたりして

今度は
恋人に実は子どもがいたというのが

「女にとってのホラー」的な
状況として描かれていくみたい


SNSなどでも
「彼女がかわいそう。
気持ちを想像すると胸が痛い」


「この物語、誰も悪くないのに
みんながしんどいやつだ」


っていう発言が
多く見受けられるんだけど

わたしはそれはちょっとピンとこなくて。


別に不貞を働かれたわけでもないし
好きな彼に
彼自身も知らなかった
子どもの存在があったこと
ってそんなに不幸なことだろうか?

そして、彼が親として
出来る限りのことをしようとしてるのは
怒りや葛藤を感じるべきことなんだろうか?


むしろ、そこで放置をして
何食わぬ顔でこれまで通りの生活を送るような
男の方が信用できないと
わたしは思うし
もし、そういう男だったら
ちょっと付き合い続けるのを
逆に躊躇っちゃう


自分の好きになった彼が
誠実で責任感と愛がある男だということが
証明されたということで
わたしなら安心するし
喜んでいいことじゃないかと思うのですよね


そりゃあ、思い描いていた人生プランが
あったならそれとは変わってしまうけど
人生ってそんなものじゃん?

100%計画的に進む人生なんてそうはないし


子育て以外の話でも
人生には思いがけないことは
わりと起こる


新しい状況が生まれたら
そこに自分なりに向き合っていくだけで
結果的に幸せにしていけるかは
自分次第だし

誠実な彼となら
そういう未来が創りやすいのではと
思うのです。

誰かを愛した過去を持っている人は
きっとこれからも人を愛せる



もちろん、
そんな風にすぐに対応できたり
割り切れないものがあるのも
人の心なのは承知しているのですが

別にしんどくなる必要はないんだよ
とも思う

こういうシチュエーションを
しんどいものって決めなくていいし

それをしんどく思うのは
何か社会の空気や文化のなかで
作られてきたなんとなくの当たり前に
傷つくことを強要されてないですか?


とも思うのです

もちろん、傷つくことも普通で
傷ついてもいいんだけど。


#ところで、夏のドラマだし
登場人物の名前も夏にちなんだ名前が多いなかでヒロインの名前が弥生なのって
きっと意味があるのかな…?
考えちゃうね


そんな感じで
主人公夏くんと海ちゃんのこれからも
ヒロイン弥生さんの選択もめちゃくちゃ
気になるし

物語がどう進んでいくか
これからがすごく楽しみなのですが

個人的な希望をいえば
願わくば
みんながしんどくならない世界に
なっていってほしい

このドラマ自体の話もそうだけど

それだけじゃなくて
これからの日本の社会全体が
このドラマと同じような展開が
現実に起こった時に

「きっつい!」
「みんなが苦しいヤツだ」
と感じるのではなくて

自分の知らなかった子どもの存在が
明るみになった時に

喜べるような仕組みと
精神性で満ちた社会になればいいとも
思うのです



今、朝ドラ「寅に翼」をみて
こんなのおかしかったよねって
憤りながら、ドラマを見る人たちが
ほとんどな時代になったように

この先の未来で
「海のはじまり」を見て
登場人物それぞれが抱えている痛みが
なんでこんなことになるの?
この時代、おかしいよね

って過去のものとして
思う人が感じる人がたくさんいる
そんな社会になっていてほしい

もっとシンプルに
生まれてくることを祝福できて

もっと普通に生まれてきたことを
喜べるような

「もっと名前がつかない関係を
緩やかに築いていける世界になればいい」


だから、わたしも

これからは他人事だと諦めないで
家族というものについても
考えていきたい

やっぱり愛にとって大事な場所だと思うから


「海のはじまり」は
きっとこれからの新しい時代が
動いていくなかでの今が切り取られてる

名作になってくと思うし

この夏はわたしは
このドラマをそんな思いと
共に見ていくことになりそうです

いろんなことを考えながら
ここに出てくる人の気持ちを抱きしめながら
ドラマを見ていきたいですね

また、何かあったらレポ書きますね

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