頑張らないを頑張る
私が本を出すなら「頑張らないを頑張る」という題名の本を出したい。
そして、長友佑都の「上昇志向」の横に並べてもらいたい。
自分のことを伝えさせてもらうと、私は向上心が無駄に高く、負けず嫌いだ。
それだけだったら立派に見えるかもしれないが、バックグラウンドは持病持ちだし、キャリアの半分は離職していて年齢の割には経験もなくスキルを積めていない。
それでも気持ちを奮い立たせられることは、自分で自分を認めたい部分なのだけれども、最近はその高い向上心も自分に合っていないんだなと思い始めた。
いわば理想と目標の区別がつかない状態にある。それによって対人関係にマイナスな事象が起きたり、自分がつらくなったりしている。
「今持っている目標が自分に適切な目標ではない時」のデメリットをお伝えしたいなと思う。
①しんどいし、達成感がない
そもそも、自分の力量で達成し得ない目標を立てているので、ミラクルが起きない限り達成できない状況を自分で作っている。
例えば、今の自分にぴったりな目標の立て方はこうだ。
土曜日にクローゼットの整理整頓をしたら100点、もし日曜にずれてしまっても、まあ達成できたし100点!と甘い配点にするのは今の自分に適切な目標だと思う。なぜならクローゼット掃除でさえ、後回しにしてしまう癖があるからだ。
だけれども私は向上心が高すぎるがゆえ、このような目標を立ててしまう。
いうならば、理想を目標にしてしまうので、もちろん達成できないし、達成しようにも負荷が高い。
読んでいる方の想像通り、私は休日は昼ごろに起きるため(想像通りだろうか)、この目標は段階的に早いことがわかる。
そもそもランニングする習慣を持ってないし、クローゼット掃除が終わっていない状況で部屋全体の掃除をするにも範囲が広すぎるため必要な時間も見積もれないし、自分の状況をよく見れていないと言わざるを得ない。
まぐれで、目標通りの事柄を達成できる事があるが、それはまぐれなので達成感も得られない。それに、小さく目標設定ができていないから本当だったら小さく達成感を得られていたものもなかったものになってしまう。
できなかったらできない自分に悔いるし、目標は高すぎない方がいい。
②具体性がない状態なので実行しにくい
この例をとっても「早起きとは何時?」「ランニングはどのくらい?」「朝食は何を食べるの?」「部屋掃除は何時まで?」「部屋掃除はどこまで?」というツッコミが入るかもしれない。
その通りで、この目標は細かいイメージができていないので実際に行えない可能性が高い。朝食だったら適当に、「ご飯と納豆かな」などとイメージしやすいので、書かなくても良いかもしれない。
しかし、上に書いたように現に私は達成できない目標を立てているため、具体的なイメージが沸かない目標は自分にはまだ早い事がわかる。
③悪い意味での裏切り
他の例と同じく、上記も例えばの話であるが、高い目標を持つようなモチベーションでいると、人との会話でポロリと目標を話してしまう事があるかもしれない。
目標を内に秘めているタイプと、周りに公言するタイプといるとは思うが、私は周囲に発言してしまうタイプであるため上記の流れになりやすい。
追記しておくと、「高い目標を持つことを知らせて認められたい」というよりは、「周囲に知らせて、実行しない選択肢をなくす」という意味で周囲で伝えている。後者は実行ができれば良い動きとなるのだが、実行できなかった場合ただの「口だけの人」になるので信用問題に関わってくる。
しかも、発言に期待を持った人がいるならば、発言の落差から「裏切り」にも近い状況にもなるので安易に「目標に見せかけた理想」を目標のように伝えてはいけないことがわかる。
終わりに
目標を立てることは立派なことだと思われるかもしれないが、目標によっては自分の身が削られるような不利益なものもあるということが気付きであるので、どうしてもnoteにまとめたかった。
そして今回、自分に厳しくしていたなという気づきもあった。noteを書くときは以前のnoteをなんとなく思い出したりしていたのだけれども、以前ほどの柔らかさを今の自分は持っていないなあと感じられたので、柔らかくしなやかになれるようにしたい。
抽象的な話をすると、階段を二段飛ばしすると転んでしまうので、一段一段確実に登っていけたらと思う。
人それぞれ異なった階段があると思いますが、焦らず自分のペースで進みましょうね。
2024/04/14
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