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ひとり焼肉を5年続けて

お肉が好きだ。

実家に未だ保存してある、親に向けた手紙がある。
小さい頃、覚えたての簡単な漢字を使って書いたものだ。

紙が劣化している所はご容赦いただきたい

内容は
「(自分)は、もう病院に行ったほうがいいかな
もう風邪だし行ったほうが、行ったほうがいいかな、
すごくお腹が痛い、具合悪いけど、お肉がたべたい」

と書かれている。

おそらく小学1年生の頃の手紙だろうが、この肉への執念は大人になった今でも変わることがない。悔しいことに。

私のお肉ヒストリー

人を誘って焼肉に行くことも多々あるが、「肉を食べたい」という願望は突然現れる。タイミングや食べる量に気遣いなく過ごせるひとり焼肉は都内に住んでいる特権だろう。

そんな私のひとり焼肉でお世話になった店を紹介させてほしい。
チェーンが多いが、ひとり焼肉の参考までに。

●上京1年目

一席一台、焼き台が置かれていて、カウンター越しに肉を頼むスタイルなのだが、肉質も良く自分の食べたい量を注文できるので頻繁に通っていた。

●上京2年目

お手頃な価格であり、タッチパネル式の注文で1人でも気兼ねなく食べることができた。家庭的な味付けにファンになるが、惜しくも閉店してしまう。

●上京3年目

ガッツソウルが閉店してから、カウンタースタイルのある牛角へ通う。口に残るニンニク臭ともたれる胃が、焼肉を食べた満足感を後押しする。

●上京4年目

話題となったメニュー改正となる前に、ランチでよく通った。焼肉ではないが、赤身肉をしっかり食べたいときにかなり重宝した。

●上京5年目(現在)

突然のホルモンブームにより、ランチやディナーで通いつける店となった。新鮮なホルモンに日々感動し、今日も食べに行った。(食べ放題2名から)


こんな感じで、欲のまま、好きなタイミングで好きなものを食べに行っていた。普段節約している中なので、趣味はひとり焼肉と言ってもいいかもしれない。

肉をくらうということ

話を戻すと、上記のように好きでお肉を食べに行っているが、「好きなものを食べることは心の栄養になる」と思ったことはないだろうか?

人によってラーメンだったり、カフェで頼むケーキだったり、インドカレーだったり様々だろう。

私は焼肉を食べたい時は、「心のエネルギーが足りない時」だったり、「身体的精神的に疲労を感じている時」、「心を落ち着かせたい時」だったり色々な感情を抱えたときに焼肉を食べに行く。

また、1人で食べるということにも解放感だけに収まることのない、大きな癒しを感じている。

1人で食べるということは、焼くか食べるかの2択になる。
その間、肉の焼き目に集中したり、口の中の味覚に集中すると、無駄な思考が削ぎ落とされて、脳の中が整頓される感覚がある。

一時期流行ったマインドフルネスのようなもので、「過去」でも「未来」でもなく「今ここ」に集中することで、思考のリセットを図る。

まあ、一人焼肉に壮大な思想を持ってるわけでもなく、好きな食べ物を食べた結果、自分を整えることができたという結果論にはなります。

人間関係に疲れてしまう現代だからこそ

みなさんも、お肉を食べにおひとり様やってみませんか?
あまりに自由で、気楽さにハマってしまうかもしれません。

カフェでも、寿司でも、温泉でも、地方でも、
あなたのとっておきの秘密基地が見つかりますように。

私は今後も変わらず、焼肉に行きます。
トクホの緑茶と、漢方薬を忘れずに持って。

2023/03/29

ukaukiwa.

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