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【日記】溢れた

こういうことは可能な限り書かないように気をつけてきたのだけれど…
今日は我慢ができそうにない
自分の心の狭さや幼さを痛感して嫌になる…
しかし吐き出さないと、どうかしてしまいそうだ

心の中にあるコップに表面張力のギリギリまで水が入っていたようだ。
そこに今日、さらに水が追加され、ついに溢れてしまった
しかも心の中のコップは脆いもので、
一度水が溢れてしまったら
そのコップ自体がまるで紙や泥でできていたかのように簡単に崩れていくらしい
追加で入れられた水のせいで溢れ出ただけではなく
コップ自体が崩れたせいで
中に入っていた水までもが止めどなく流れ出し、辺りを汚してゆく
それは水であったはずなのに、溢れ出た水や流れ出た水はいつの間にかドス黒い粘度を持った液体へと変わり
拭き取ろうと拭ってもさらに辺りを汚しそうなくらい汚れきった汚泥に変化していた

私は白黒つけたいタチだ。
それが良く働く時もあれば悪く働く時もある。
しかし、たいていは悪い方に働く。
今回もそうだった。

社会人にはあるあるだと思うのだが、
自分は悪くないのに注意を受ける(または叱責される)ということは、ままある。
しかも、それを受けて「私ではない」とは言えない(言わない)。

これらは若手や入ったばかりの人、社歴の浅い人達に多いことだろう。
私は転職して約一年だ。しかもパートという立場で正社員より身分が低い(身分という言い方はしたくないが、事実、そう言っても差し支えない程の様々な意味での明らかな壁が存在する)。
だから、年齢はそこそこの中年だが、そういう注意や叱責の的になる立ち位置だ。

私は先日、会社に新しく導入された機器操作に関して
「こういうミスをしたな。本当に困る。以後気をつけるように」と、文字にするとさほどではないように聞こえるかもしれないが、なかなかキツめのニュアンスで怒られた。要は叱責された。
ただただ「すみません」と謝った。

だが、残念だが濡れ衣だ。そのミスは私ではない。
しかし私はこうなることを予測していた。
事実はこうだ。

その時間帯は社内全体が忙しく慌しかった。
私はまずその新しい機器を2度操作する必要があった。しかし、1度操作した後、上司に呼ばれ、その場を離れざるを得なかった。
(ちなみに、2度の機器の操作を命じたのも、私を呼んだのも同じ上司で、後者の指示の方が急ぎの案件という状況だった)
その為私は、すべきであった2度目の操作を始める前にその場を離れた。
私のその2回目の作業を、社内でかなり偉い方(私を呼んだ上司より偉い方で、その機器の操作はほとんどしない方)がやってくれていたのを、立ち去りながら横目で見て、知っていた。
問題が発覚したのはその直後だ。
その機器の操作はいくつか工程があるのだが、決して途中で止めてはならない部分がある。
しかし2度目の操作で、その止めてはならない部分で止めてしまっていたために、問題が起きてしまった。
つまり、実際にそのミスを犯したのはお偉いさんということだ。
しかし、その操作は本来私がやる事だった。
だから、私がやったものだと思った直属の上司が疑う事なく私の元へやってきて私を叱責したというわけだ。
この状況では2度目の操作をやるはずだった私に責任があるわけで、それを棚に上げてとやかく言うつもりはさらさらないし、素直にお偉いさんに操作をやらせてしまったことを申し訳なく思っている。

しかし、だ。
じゃあ私は一体どうしたら良かったのか…
この点でどうしても腑に落ちない。
2度の機器操作と、呼び寄せられて行った作業のどちらもを同じタイミングでやることは、影分身でも使わない限り不可能だったのだ。
呼び寄せられた先で「まだ2度目の機器操作が出てきていない状態だ」と伝えられれば良かったのかもしれないが、そこにはお客様がいて、それも叶わなかった。
しかも、その場に顔を出したら即座に離席して2回目の機器操作ができるという状況でもなかった。
つまり、何にせよ怒られる結果となるのは変わらなかったということだ。
呼ばれたのに2度目の機器操作を優先させても怒られただろうし、呼ばれた方の作業をやっても実際に怒られる結果になったわけで、お客様のと話を遮って私が話をしようものならもっと怒られていただろう。

ミスは私じゃないわよ!と言うつもりは全くないし、お偉いさんさえ手をつけなければこんなことには…なんてことも全く思っていない。

しかし怒られたからには、じゃあ同じミスを犯さない為にはどうしたら良かったのかは当然考えるところだ。
だが、私の立場でできる解決策が見つからないのだ。

だからどうしてもこのモヤモヤを消化することができない。
白黒つけたい性格が悪い方に働く。
ミスを私のせいにされたことではない。
根本は誰のどの行動が悪かったのかについて、だ。
お偉いさんの操作ミスがなければ良かったのかもしれないが、それよりもマズかったことがあるだろう。それは同時に行うことが不可能な二つのことを指示したことだと私は思う。
こんなこと社内では発言出来ないので、ここで思うだけなのだが…。思ったところで何にもならないのだけれど…そうせずにはいられない。

実はこの会社に来てからはこういうことが本当に多い。それが多いとどうなるか…。
言いたくはないが…避けられない流れだろう。


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