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TORANOTEC投信投資顧問株式会社「マンガ版 ながら投資生活 無理なく楽しい、お金の育て方」

・本書は、投資を始める上でのハードルを極限まで下げた資産運用サービス「トラノコ」のアプリを提供する株式会社が、資産形成の第一歩として「ながら投資」をマンガでわかりやすく紹介した1冊。

・今日の日本では、預貯金をしても、お金はほとんど増えない。また、日本の平均給与は減少傾向にある。私たちの給与が増えない理由は、「少子化による生産年齢人口の減少」「長引く経済成長の鈍化」「個人や企業の生産性改善が進んでいないこと」など、個別企業や個人の問題に加え、社会の構造的な問題も指摘されている。日本では、低成長・低インフレが常態化しているのが実情のため、私たちの給与水準も伸びていかない。その一方で、超高齢化社会が進む日本では、税金や社会保険料などの負担が増えており、今の日本の環境は給料の上昇はあまり期待できないのにもかかわらす、税金や社会保険料は増加傾向にある。この先、何もせずに私たちの過処分所得(収入のうち、税金や社会保険料などを除いた所得で、自分で自由に使える手取り収入)が増える可能性は低いと言える。それにもかかわらず、「教育費」と「住宅費」は上昇傾向が続いており、家計への影響はより大きくなるばかりである。

・将来のお金について考えるとき、もっとも懸念されるのが「老後の生活を支える資金」。金融庁の金融審議会は、「高齢社会における資産形成・管理」という報告書で、「老後20〜30年間で約1,300万円〜2,000万円が不足する」という試算がなされている。こうした現状をふまえると、今の時代は、地道にコツコツと働いて貯金しているだけでは「教育費」「住宅費」「老後資金」などが賄える時代ではないとわかる。これからは、積極的に資産を運用して、自分のお金は自分で増やしていく必要があるのだ。

・リスクを抑えながら安定した運用成績が期待できる投資の大原則として、「長期」「積立」「分散」の3つが挙げられる。「長期」とは、長い期間にわたって投資を継続することを指す。長期の投資が必要な理由は、投資を長く続けていくことで「複利効果」(投資資金を運用することで、得られた利益をさらに投資に回すことで、より効率的に資産が増えていく現象)が高まっていくから。目先の値動きに一喜一憂せずに、落ち着いて長期にわたって投資をし続けることが重要。
※「積立」「分散」の詳細については本書をご覧ください。

・本書では、「みんなが投資を始める理由」「投資とは何か?」「実際に投資を始めるにあたり、何をすればよいか」「「ながら投資生活」の実践方法」というような章で構成されており、「投資商品選びのポイント」「投資信託の注意点」「アプリ「トラノコ」の活用方法と運用実績」が紹介された内容となっている。

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