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児玉光雄「夢をつかむパワー!大谷翔平86のメッセージ」

・本書は、過去20年以上にわたり臨床スポーツ心理学者としてゴルフ・テニスを中心に数多くのプロスポーツ選手のメンタルカウンセラーを務めた著者が、メジャーリーガー大谷翔平の「すごさの秘密」を解剖し、彼の発した86のメッセージを収録した1冊。

大谷翔平86のメッセージ(一部)
「野球を始めた小学3年生のときから、自信を持って「僕はプロ野球選手になる」と言い続けてきた。そして、一度としてプロ野球選手になれないんじゃないかと思ったことはなかった。」
・大谷は「プロ野球選手になる」という断定口調で語る習慣が身についていた。その言葉に続けて、彼は「そうやって、周りのオトナたちの前で、胸を張って言えるコドモが、実際、プロ野球選手になっているんだと思います」と語っている。
・自己暗示は夢を実現させるための強烈な要素である。しかし、「〇〇になりたい」「なれたらいいな〜」「なれるかな?」という秘めた野望では弱すぎるのだ。

「来年の目標はリーグ優勝と日本一。そして開幕戦で投げてみたい。」
・心理学でいう「宣言効果」は、パフォーマンスを高めることに大きく貢献してくれる。
・みんなの前で宣言してしまった手前、"あとには引けない追い込まれた心理"から、潜在能力が発揮されるという面もあるだろうし、あええ第三者に堂々とその目標を宣言することで"モチベーションが上がり"、潜在能力を発揮しやすくなるという面もある。
・壮大な夢を人前で宣言することが、あなたの目標。ゆるぎないものへと進化させ、潜在能力を引き出してくれる。たとえその壮大な目標が達成できなかったとしても、いつも以上の素晴らしい成績をあげることができるだろう。

「先入観は、可能を不可能にする」
・私たちの能力の限界を決めているのは、私たち自身である。
・私たちの多くが、自分には、特別な才能はない思い込んでしまっている。しかしそれは、単なる先入観だ。
・その先入観があなたから夢を遠ざけている。才能があるかないか、できるかできないかは、やってみなければわからない。
・まず「自分の才能は無限だ!」というメッセージを何度も自分に言い聞かせて、自分の脳のプログラムを書き換えよう。「自分には無理だ」という先入観を徹底的に削除することが、最強の成功法則だ。

・本書は、「『目標』一つで、運命なんていくらでも変わる」「その『目標』は、どう立てればいいのか?鍵は?」「君の『強み(才能)」を発見しよう!」など、合計12章で構成されており、
◇「よかった試合より、失敗してしまった試合のほうが心に残るんです。」
◇「練習を誰かと一緒になるのは嫌です。トレーニングを見られるのも嫌です。」
◇「勝てるイメージが湧いてこない。どうやって勝っていたのか正直わからなくなりました。」
など、さまざまな場面で語られた大谷翔平の言葉の裏にある背景を分析し、成長するためのヒントを解き明かした内容となっている。

本書が、あなたの夢の実現の後押しになるきっかけになれば幸いです。

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