無題

６年前、東京女子医大病院で、当時２歳の男の子が鎮静剤を大量に投与され死亡した医療事故で、警視庁が２１日、当時のＩＣＵの医師６人を業務上過失致死の疑いで書類送検することがわかりました。 pic.twitter.com/BkU2fgu9rs

— TBS NEWS (@tbs_news) October 20, 2020

言葉が出ない。親御さんの気持ちを思うと胸が詰まる。

慰謝料が欲しいから訴えを起こしてる訳では決して無い。気持ちのやり場が無いのだと思う。そして同じ過ちが他の子供に起きてしまないように、そう考えておられるのではないか…

子育てをして感じるようになった事が二つある。一つ目は他所のお子さんでも可愛いこと。特に同じこども園で未満児の時から見ているお友達たち。みんなの親になった気分。

二つ目は幸せとは経過の観測なのでは無いか、という事。例えばある日突然我が子が18歳になってしまったとする。そこまではつつがなく成長した我が子を突然見せられても、それを幸せだと感じるのだろうか。恐らく感じないと思う。むしろ全ての未来に繋がる経過を断ち切られてしまった絶望を感じるのではないか。

冒頭のニュースに戻る。2歳の子供をある日突然失ってしまうなんて、想像もしたくない。私だったら生きていける自信がない。

かと言ってこのご時世に医療に従事されている若い人を全面的に責めるのも筋違いだと頭では分かる。だけれどこの胸が張り裂けそうな悲しみを一体どこにぶつければ良いのか。せめて自分の子供がこの世に存在した事、不幸な過ちでこの世を去る事になってしまったことを世間に認めて欲しい。そう自分に言い聞かせるしか無い。

この亡くなってしまった子供の可愛い動画や写真を見て想像する。この世にこの子がいた事を皆んなに、同じ親としての皆んなに覚えていて欲しい。そんな悲痛な想いがあるのではないかと…繰り返し流れるお子さんの動画と写真を見てそう考えた。そうでも無ければ私なら耐えられないと思ったから。

ただただ悲しい。