いちご

20代OL。とりとめのない、どこに向けるでもない言葉。

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やさしくなりたい

好きなタイプは?やさしい人。 親友のいいところは?やさしいところ。 どんな人になりたい?やさしい人になりたい。 私は自分の人生において、「やさしい」ということをとても大切にしているみたいだ。 やさしさってなんだろう。 いわゆる、やさしそうだね、という言葉で形容される類のものとは、少し違う気がする。否、それだけではないような気がする。 私が思い浮かべるやさしい人は、どちらかというと他人と一定の距離を保っていて、人類博愛!みたいな感じではなく、現実的で、クールな印象が強い。

    • 下弦の月ってあの時見たやつだよね

      しばらく休んでいた時間を経て、久しぶりに体を動かした。 洪水のような情報を逃れて横になったヨガマットの上で、頭に浮かんだのは一番最初に付き合った人のことだった。 人生で一番好きだったその人のことを、実感を持ってめちゃくちゃ好きだったなと、あの時みたいに人を好きになりたい、願わくばその相手と一緒にいられる未来が欲しいと思った。すっきりした体と心で思ったことは、きっと真意なのだと思う。 あの当時の私も臆病で、一歩も踏み出せなくて、一緒に星空を見ていた夜に、彼がこちらをじっと見て

      • 雨踏む裾がゆっくりと冷たくなって

        思えば2020年の秋から今日に至るまで、ありとあらゆる体調不良を経験してきた。 食あたりにはじまり、謎の瞼の腫れ、原因不明の発熱と胃腸の不調、そしてコロナ感染。 社会人になってから2020年まで、熱を出すようなことは一切なかったし、 原因のわからない体調不良に襲われることもなかった。 となると、そう、やっぱり2020年の秋に何かが大きく変わったからだろう。 2年前に別れましたよ、と話した時、 「え、最近じゃない。傷はもう癒えたの?」と聞かれた。 結構前ですよ、と答えたけれど

        • リアルに想像できるからってただそれだけのことだと思うけど、旅先のご飯や観光スポットを調べるとき、どうしても顔が浮かぶ。こんな事言いそうだなとか、これ好きそうだなとか

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        やさしくなりたい

        • 下弦の月ってあの時見たやつだよね

        • 雨踏む裾がゆっくりと冷たくなって

        • リアルに想像できるからってただそれだけのことだと思うけど、旅先のご飯や観光スポットを調べるとき、どうしても顔が浮かぶ。こんな事言いそうだなとか、これ好きそうだなとか

          私はあなたの不幸を愛している

          ずっと心の中にいた人と、ある日突然連絡が取れなくなった。 今は携帯がある時代なので、連絡先さえわかれば、SNSをやっていれば、 さよならをした相手であっても、コミュニケーションを取ろうと思えば取れる。 つまり、連絡先もわからず、SNSをやっていなければ、 まだ出会っていない人、これから出会うこともない人と同じで、要はただの「知らない人」「何の関わりもない人」になる。 今どこにいて何をしているのかわからないだけでなく、生きているのかすら定かでない。 人と人が別れるっていうのは、

          私はあなたの不幸を愛している

          だからわたし、aikoが好きだったんだな。会ったことがなくても、私を知っていなくても、励ましてくれる、愛してくれる存在の大きさを感じていたんだな。

          だからわたし、aikoが好きだったんだな。会ったことがなくても、私を知っていなくても、励ましてくれる、愛してくれる存在の大きさを感じていたんだな。

          孤独との付き合い方(模索中)

          ひとりで居続けることが、意外とつらいタイプみたいだ。ひとりでも生きていける、自立してしっかりした人になりたいけど、そうなりたいだけの人であって、本当は難しいらしい。人間らしいといえば人間らしい。 かつて10代の頃のわたしは、ひとりでも(勿論本当の意味でのひとりではないけど)生きていかなければならなくて、毎日が必死で、なんとかもがいて、前を見て、一歩を踏み締めていたけれど、大人になったわたしは、もがくことすら諦めている。本質的な孤独にもさみしさにも向き合わず、ただ逃げて、見ない

          孤独との付き合い方(模索中)

          一緒にプールに行き、また来年も行こうねと言われ、花火を見て、また来年も見ようねと言われ、友達と一緒にバーベキューをして、今週はずっと一緒に居たねと言われた夏を思い出す。

          一緒にプールに行き、また来年も行こうねと言われ、花火を見て、また来年も見ようねと言われ、友達と一緒にバーベキューをして、今週はずっと一緒に居たねと言われた夏を思い出す。

          流石に切なかったな。同じコミュニティに属してたから、その人の不在を強く感じてしまう。友達夫婦やカップルを見て、私はこうなれなかったんだなと思う。あのまま続けていても良い未来はなかっただろうけど、大切だったのに、好きなのに、どうしてずっと一緒にいられなかったんだろうと苦しい。

          流石に切なかったな。同じコミュニティに属してたから、その人の不在を強く感じてしまう。友達夫婦やカップルを見て、私はこうなれなかったんだなと思う。あのまま続けていても良い未来はなかっただろうけど、大切だったのに、好きなのに、どうしてずっと一緒にいられなかったんだろうと苦しい。

          サザンオールスターズをはじめ世代を超えて愛されるアーティストの曲は、切ないラブソングも曲調が明るい(長調)から、それが良いなと思う。もちろん自分の精神状態にもよるけど、辛い気持ちで立ち止まってなくて、過去は過去と区別ができていて、前に向かう姿勢が見えるから、なんか希望を感じるのだ

          サザンオールスターズをはじめ世代を超えて愛されるアーティストの曲は、切ないラブソングも曲調が明るい(長調)から、それが良いなと思う。もちろん自分の精神状態にもよるけど、辛い気持ちで立ち止まってなくて、過去は過去と区別ができていて、前に向かう姿勢が見えるから、なんか希望を感じるのだ

          店員さんの優しさに救われる夜がある

          出勤してすぐ、明らかにその人がめんどうだからと私に振った仕事の依頼メールを見て、イラッとした。反射的に嫌味な返信をしてしまって、そんな自分に余計にモヤモヤした。 今日は朝から時間に余裕がなくて、ずっと手を動かし続けていた。あれもこれもやりたいのに手が回らなくて、コピー機までの往復すら小走りだった。 よりによって外出のアポがあり、デスクで作業ができる時間も限られていた。戻ってくるとたくさんメールが溜まっていて、またそこから確認、返信、確認のループ。 帰りの電車も座れず、こ

          店員さんの優しさに救われる夜がある

          いまこのときの心の中

          疲れて歩く仕事の帰り道、ふと空を見たら星が綺麗だった。 昔から星は好きだし、それは綺麗なもの、自然のものが好きだからで、初めて付き合った人が星を好きだと言っていたことも理由の一つだった。 でも今日は、実感として、星がきれいだ、と思った。 それはただ単に光としての美しさはもちろんだけど、人工の光や、絵で描かれた空想のものでもなくて、実際に現実に存在している天体が、何光年も離れた地球から見たら、光り輝く1つの星となること。本当にそこにあるんだな、という実感。宇宙ってとんでもなく広

          いまこのときの心の中

          2月

          美術が好きなのは、 新しいものの見方、世界の見方を示してくれるからで、 はあ、わたしがみてた世界とは一体。と思わせてくれるから。 わからんなぁと思いながら、わかろうとしたり感じようとしたり、 結局わからんけどなんかすげーという気持ちになるのがおもしろい。 創造したいという衝動の突き詰めたところが芸術であるはずなのに、 評価されるため、食えるようになるため、と真逆のものを志向した作品が世に出たり、不思議だ。 名だたる画家や彫刻家の作品を美術館で目にし、 いかにも博識そうなお

          こうありたいと思うことすら欲

          自分の中に、美学を持ちたいと思う。 いつだって、その美学に基づいて言葉も行動も選びたい。 たとえば、仕事で自分の役割をとられてしまったなとおもったときにも、友達が学生時代からの彼氏と結婚して惚気話を聞かされたときにも、 むかつくとか悔しいとかなんでわたしはこうじゃないんだろうとか、そういうどろどろした気持ちは心の底に沈めて、 浅はかな欲望に引っ張られずに、小さな見栄やプライドのためじゃなくて、 わたしはこうありたいと思う、その美学を選びたい。 心に美学を持つ人は、強い。本当の

          こうありたいと思うことすら欲

          まだ2021年の振り返り

          「2021年、どうだった?」 「最高だったね!!!」 迷いなく言えたわたしは、本当に良かったと思う。 思えば、1年前と今とでは状況がまるで違う。 良くなったとか、悪くなったとかではなく、違う。そのことが嬉しい。 今ももちろん幸せだけど、今とは違う未来がやってくることにワクワクする。 未来にワクワクできることが幸せだと思う。 1人でも、ずっと家でも、それなりに平気と思っていたけど、 やっぱり誰かと顔を合わせて話せること、 同じ場所で同じ時間を過ごせることは、 素敵で尊いなと

          まだ2021年の振り返り

          2021年の10曲

          時は既に2022年ではあるが、去年の忘れ物、2021年のマイベスト10曲をここにまとめたい。 ①未来を拾いに/aikoaikoはどちらかというと切なさ全開の苦しい曲のほうが好きなので、この曲の存在は知っていたけどなんとなく聴き流していた。 ある時映像で見た、ライブでこの曲を飛んで跳ねて歌うaikoの姿。聴けば聴くほど、見れば見るほどに、あまりに彼女自身を体現している曲だった。コロナ禍で少なからず閉塞感を感じていた日々に希望の光が差すようだった。 aikoにしては、言っている

          2021年の10曲