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太陽よりも眩しい星 感想&まとめ&二次創作小説

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大好きな少女マンガ「太陽よりも眩しい星」に関して、感想やまとめなどを投稿しています。 拙い二次創作小説も書いています。
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#二次創作小説

【二次創作小説】秘密の電話

こちらは「太陽よりも眩しい星」の二次創作小説です。 20〜21話頃のお話の裏側を想定して書いています。 一部にネタバレも含みますのでご注意ください。 ♪プルルル プルル ♪プルルル プルル ある日の昼下がり。 ケータイが鳴った。 (あら、珍しい…) 待受画面に表示されたのは数年ぶりに見る名前だった。 淹れたてのコーヒーで食べかけのクッキーを喉にながし込む。 ひと呼吸置いてから出た。 「はい、岩田です」 『こんにちは〜!神城です。神城光輝の母です』 長女が小学生の頃

【二次創作小説】3月14日

こちらは「太陽よりも眩しい星」の二次創作小説です。 神城目線のお話です。 本編の30話31話をベースに、独自解釈を加えています。 ネタバレも含みますのでご注意ください。 「じゃあ北の沢に9時半で」 メッセージを送ったら、1分ほどしてからポコンと返事が帰ってきた。 いつものおにぎりのスタンプで「OK」だ。 ホワイトデーのデートは札幌に新しくできた水族館、AOAO SAPPOROに決まった。 こちらからもスタンプを返したあと、トーク履歴を眺める。 おにぎりのスタンプ。

【二次創作小説】見守るしあわせ

こちらは「太陽よりも眩しい星」の二次創作小説です。 2024年5月12日時点で単行本に未収録の、33〜34話のエピソードをもとにしています。 ネタバレも含みますのでご注意ください。 それは衝撃だった。 (わたしたちにはあんなに塩対応の神城先輩が、優しくわらってる…!) 夕焼けを背にしたふたりの影が長く伸びる。 まるで時が止まったみたいに、完璧にうつくしかった。 なんて、なんて神々しいの!? その時、わたしは思った。 このふたり…推せる!! *** 春。 買ったば

神城光輝誕生祭 詳細告知

こんにちは、ちーです。 「太陽よりも眩しい星」にハマって、あれこれしたためています。 このたび作中で、とうとう登場人物の誕生日が明かされました! といっても、まだヒーローの神城光輝くんだけなのですが。 ちょうど日程が近いこともありまして、「たまほしラヴァーズで誕生日をお祝いしよう!」ということになりました🥳 神城光輝誕生祭タイムスケジュールXスペースにて、オンラインでお祝いします🎉 今回幹事は3人ですが、それぞれファンアートや、皆様にご協力いただいたアンケートの結果

【二次創作小説】彼女の涙

こちらは「太陽よりも眩しい星」の二次創作小説です。 神城の独白形式です。 シチュエーションを想像しながらお楽しみください。 初めてさえの涙を見たのは小学生の頃です。 体育の時間のドッジボールでした。 さえは俺をかばって、俺の前に出てボールをキャッチしてくれた。 最高にかっこよかった。 でも俺は、さえが前に出てきてくれた勢いで尻もちをついてラインアウトしちゃって。 笑っちゃうよな? めっちゃかっこ悪い……。 さえの泣きべそを初めて見て、俺がかっこ悪いから泣かせてしま

【二次創作小説】娘とクッキー

こちらは「太陽よりも眩しい星」の二次創作小説です。 岩田母目線の朔英のお話です。 ショートショートです。 最近、娘がおかしい。 朝のブローが念入りになっている。 今朝なんて鏡の前でくるっと回って、背中の方まで身だしなみを気にしている。 …もしかして。恋、してる? 長女のさえは高1だ。 しっかり者だけど口数は少ない。 親子でする恋話に憧れているけど、さえから浮いた話は聞いたことがない。 引っ込み思案だし、まだまだ初心だ。 「おかあさん、体操服どこ!?」 次女に大声で

【二次創作小説】 スノードロップの季節〜鮎川兄妹の受験事情

こちらは「太陽よりも眩しい星」の登場人物、鮎川くん視点の二次創作小説です。 井中町には何もない。 町の8割は山と雑木林だ。 駅前にあるセコマは井中町でいちばん品数が多い店だが、夜9時には電気が消える。 国道沿いにガソリンスタンドと焼肉屋。 あとは週2日開く金物屋があるだけだ。 塾もファミレスも病院も、行きたければ隣町まで足を伸ばさなければならない。 でも井中町には川がある。 とてもきれいで夏にはみんな泳ぐ。 もちろん山もある。 虫採りが井中町の子供の娯楽になっている

【二次創作小説】ふたりは従兄妹

こちらは「太陽よりも眩しい星」の二次創作小説です。 昴ちゃん目線の、神城昴✕神城兄のお話です。 ※神城兄の名前が未公開のため、「神城 大輝(だいき)」と仮名をつけさせていただいています。 名前ごと妄想なのでご注意ください🙇 ※イラストは たぽさん に描いていただきました。たぽさん、キュートな昴ちゃんをありがとうございました♡ 北高の入学式から3日目の朝。 「ねぇ、あれって神城先輩の…」 背後から話し声が聞こえる。 はぁ、またか。 私はゆっくり振り返り、こちらを見て

【二次創作小説】弟のいちばん

「太陽よりも眩しい星」神城兄目線から見た小学生時代の神城光輝のお話です。 ショートショートです。 小学生になった光輝は「さえ」の話ばかりするようになった。 光輝は俺の3コ下の弟だ。 昔から素直でわかりやすい性格で、幼稚園の頃は「兄ちゃん!兄ちゃん!」と俺のあとをついて回っていた。 何をやっても「兄ちゃんすげー!」と褒めてくれるので、俺は思う存分に年上風を吹かすことができた。 それがどうだ。 俺のポジションは、今ではすっかり「さえ」に奪われている。 「さえちゃん牛乳

【二次創作小説】オレが泣かせた女の子

こちらは「太陽よりも眩しい星」の二次創作小説です。 神城の親友、渡辺目線のお話です。 今日はオレの親友の話をしようと思う。 思い返せば光輝は、いつもその子を見ていた。 *** 「渡辺、帰ろーぜ!」 「おう、ちょっと待って」 同じサッカー部の光輝に声をかけられて帰り支度を急ぐ。 泥だらけのスパイクをシューズバッグに入れ、忘れ物がないか部室のロッカーを見返す。 「よし、お待たせ」 「お先に失礼します!」 「失礼します!」 まだ1年なので、先輩たちに挨拶をしてから部

【二次創作小説】天使のハニートラップ

こちらは「太陽よりも眩しい星」の二次創作小説です。 架空のモブ目線の朔英と神城です。 朔英ちゃんの天使っぽさを表現したくて書きました。 その子の笑顔はキラキラしていた。 その日、ぼくは天使に出会った。 ぼくは正岡雄大。 北高2年生。男子テニス部所属。 成績は良い方だが運動は正直苦手だ。 でもテレビで錦織圭選手を見てからどうしてもテニス部に入りたくて、マネージャーとして入部した。 今、ぼくは焦っていた。 今日は早めに部室に行って、買い足したテニスボールを補充しなきゃい

【二次創作小説】 あの子との距離⑥ 〜学祭準備(後編)

こちらは「太陽よりも眩しい星」の二次創作小説です。 原作ストーリーを神城目線で書いております。 ネタバレ&妄想たっぷりですのでご注意ください。 過去のお話はこちら。 ①研修旅行→ ★ ②英フェス→ ★ ③牽制→ ★ ④学祭準備(前編)→ ★ ⑤学祭準備(中編)→ ★ ぎゃははは! どこかで大きな笑い声がして、はっと我に返った。 ゴミ袋を持っていたことを思い出す。 捨ててこなくちゃ。 校舎裏のゴミ捨て場の帰り、中庭に昴ちゃんがいた。 何かを拾ってる。 …明るく声をか

【二次創作小説】ふたりの神城

こちらは「太陽よりも眩しい星」の二次創作小説です。 初めての朔英目線です。 とってもゆるーいお話です。 オチもないです。 広い心でのんびりとお読みくださる方におすすめです。 今でも信じられないけど、神城と付き合うことになった。 付き合い始めてからは、神城が声をかけてくれるので、気づけば毎日一緒に登下校している。 神城と話すのは楽しい。 いくらでも話題が出てきて話は尽きない。 …と思ってたのに。 ある日の帰り道、ふと神城が無口になった。 周りに人がいないので急にしん

私とたまほしと二次創作

こんにちは、ちーです。 いつも読んでくださっている方、本当にありがとうございます。 気づけばたまほし関連記事もそれなりの数になってきました。 「太陽よりも眩しい星」(たまほし)を初めて読んだ時、まさか二次創作小説まで書くことになるとは思ってもみませんでした。 正直、何で二次創作小説を書き始めたのか、未だに自分でもぴんときていません。 人生って突如謎の展開が勃発するものなんだなーと、不思議な気持ちでいます。笑 ■たまほしについて書く理由たまほしについてnoteに何か書