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知ってる人の文章ってだけで読みたくなるし、自分ごとにできるかは大事

2月25日、オンラインでバトンズの学校の懇親会があった。オンライン飲み会にせよオンライン取材にせよ、オンライン○○はあまり得意じゃないけれど、画面越しにでも、同じ受講生や古賀さん、お世話になった運営の方々の顔を見ることができてうれしかった。

パソコンの画面には、これまでの授業と課題をともにしてきた受講生の方々の顔がいっぱい並んでいた。

職業も年齢も違えば、得意・不得意、課題への感じ方、古賀さんから受け取ったもの、学校を終えての感想も全く違う、32人の受講生。授業が始まってすぐは、顔と名前がなかなか一致しなかったけど、今はちゃんとわかる。

バトンズの学校の提出課題は、古賀さんからの個別フィードバックも含めて、毎回全員が見える形で共有されるスタイル。一番最初の課題は、それを読むのがなかなかにつらかった。

32人分の原稿となるとなかなかの量で、もちろんその大変さもある。でもそれと同じかそれ以上に、「よく知らない受講生が書いた原稿」を読むことが、わたしにはしんどかった。

だからこそ、インタビュー課題を読んだり懇親会で話したりと受講生の方たちのことをわかってからは、みんなの課題原稿を読むのがどんどんたのしくなった。(正直に告白すると、自分がダメダメな原稿を出してしまったときは、しばらくほかの受講生の原稿すら読めなかったけども。)

たとえ自分が興味を持てないとしても、いい原稿はいい原稿。それでも、読み手が興味を持てるか、つまり自分ごとにできるかというのも、見過ごせないなと身をもって感じた。

そのひとつが、書き手を知っているとか好きだとか。たとえ書き手を知らなくても、その人の文章が好みだとか、書いてある内容に共通点があるとかでもいい。そういう要素を見つけて自分ごとにしてもらうことで、多くの人に読んでもらいやすくなるはずだ。

関連して、『あなたの話はなぜ「通じない」のか』という本の中で、山田ズーニーさんが「自分のメディア力を高める」という話をされていたのを思い出した。自分の伝えたいことが伝えるには、自分というメディアを底上げする必要があるという話。

そういう意味で、「この人の書く文章を読んでみたい」と思ってもらえるようなメディア力なんて全然ないわたしの原稿を、古賀さんは約半年に渡って何回も読み続け、フィードバックをくれ続けたわけで。そのことを忘れずに、自分も書き続けよう。

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