インプットにちょい足しする

インプットしたらアウトプットする。そう言うのは簡単だけれど、自分は思ってる以上にインプットばかりで、アウトプットできてないなあと思う。

休日を振り返っても、映画を観たり、漫画を読んだり、本を読んだりとコンテンツを享受してばかり。それをインプットとするなら、わたしは圧倒的インプット派だ。自分のなかに取り込むばかりで、自分から何かを生成することも絞り出すことも少ない。

アウトプットは「できた感」「やった感」がわかりやすく目に見えやすいのに対して、インプットは、その感覚を得にくい気がする。

たとえば、いろんなコンテンツに触れること(インプット)をして、「この映画よかったなあ」とか「この小説のこの場面に感銘を受けた」と思ったとする。でも自分の場合は、その瞬間に芽生えた感情をうまく掴めないまま、言葉にできないままになってしまうことが多い。インプットは好きだし価値あることなはずなのに、なんとなく時間が過ぎて、なんとなく観た・なんとなく読んだで消費されてしまう感覚が寂しくもある。

だからというわけでもないけれど、最近はできるだけ読書記録や映画の鑑賞記録をつけるようになった。忘れっぽく飽き性ゆえ、後になって思い出すみたいにつけることもあるけれど、なんとなく習慣化しつつある。

最低限、観たものや読んだものを記録しておくだけでも、インプットしたことが可視化されて「やった感」が出るところが気に入っている。

さらに感想を書くまでできたら、それはもうインプットに加えてアウトプットまでできたと言っていいんじゃなかろうか。感想を記録するのは自分の感情や思いを言葉で表現する練習にもなるし、そのときの自分や感想を思い出しやすくなるというメリットもある。

インプットにちょい足しの感覚で記録つけたり感想書いたりするのはそこまで苦にはならないので、そういうちょっとしたアウトプットはできるだけ続けていきたいところ。インプットするばかりの自分にとっては、それが、何かを生み出すことができる人間、いわばアウトプット側の人間に近づく第一歩にも思えるので。



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