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あまのじゃくに、期待の先をいく人

Filmarksに映画の感想を書いてたら23時半近くになっていて、慌ててnoteを書いている。今日は『スパイの妻』を観て、それから昨日放送の『アメトーーク!』の「しずる池田(KAZMA)大好き芸人」の回を観た。

出演するゲストの芸人さんが話す池田さんのエピソードは、どれも面白くてめちゃくちゃ笑った。それで知ったのだけれど、しずるの池田さんは「あまのじゃくで、あえて逆をいきたくなる」のだそう。

たとえば、みんなひとつのYouTubeチャンネルの再生数や登録者数伸ばそうとしているのに対して、池田さんは、逆に稼がないYouTubeチャンネルを沢山やろうと考える。それで、人知れず別人名義で5つものYouTubeアカウントを持っているという話だった。

実際に番組では、料理系YouTuberのハシモトに扮して料理を作る『HASHIMOTOのねぇ料理しない?』とか、街や公園にあるモノ(例えば歩道のポールとか)を使って遊び方を紹介してくれる『周介の遊僕MEN』といったチャンネルの動画が紹介されていた。

そこまでやる意味が全然わからなくて、でもどれもちゃんと面白くて、いっぱい笑った。さらにそのYouTubeチャンネルを観てみると、何本も動画がアップされていた。その行動力に脱帽。自分が面白いと思うことを、池田さんはどこまでやり抜いていた。

たった1時間のトーク番組で、池田さんのことをすごく好きになってしまった。わたしも、その人を思わず好きになってしまうようなコンテンツを作りたいと思った。

池田さんのように、あまのじゃくに世間が絶対やらないようなことを飄々とやりのけることは、誰もができることじゃない。期待を裏切って飛び越えて、さらにその先のおもしろいものを見せてくれるひとを、わたしは尊敬せずにはいられない。

最近取材させてもらったひとも、自分のことを「あまのじゃくなんですよね」と言っていた。これまでの人生、常に逆張りでいくことを楽しんでいるような姿がかっこよかった。

いつもの自分だったらこうするだろうとか、多くの人はこうするだろうとか思われていることに従わずに、あえて逆をいってみる。それがときに自分を成長させ、ときに誰かの心を打つのだと思う。いつも通りで安心なことばかりじゃなくて、自分もたまには「あえて」をやりたい。


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