見出し画像

過去に引っ張られないでね、という話


過去のことで今も苦しんでいる人が勇気を出して話したカミングアウトに、冷たい眼差しを向けられる。

過去の自分を悔いて今をまっとうに生きている人を、昔も今も当事者でもない人がとやかく言うのはどうなんだろうか、と少し悲しくなった。


過去の失敗とか過ちとか迷惑をなかったことには出来ないけど、昔の自分と今の自分が違うなら、それはすごいことだと思う。

過ちと向き合えずにずっと変われなかった人も、向き合って幸せな方へ手を伸ばせた人も、わたしは両方知ってる。

変われないことの悲しさを知ってるから、過ちを「過ちだった」と気づけることや、今と昔の自分が全然違うことの価値がよくわかる。
それを、肯定したいと思う。


自分に言い聞かせているのだけど、どんなことも生きる糧にできるよ。

自分のためだけじゃない。カッコ悪くて恥ずかしくて、決別すら出来てないかもしれない失敗が、似たような誰かを救うことがあるかもしれない。

自分と向き合う姿は、ダサくてもかっこいいと思う。それだけでわたしは、過ちと向き合えなかったその人を思って、気持ち救われるな。


過去のことに引っ張られてる人は、どうか
自分から幸せになってほしい。世界は、もっと優しくなってほしい。



スキやコメント、SNSでのシェアうれしいです。ありがとうございます。いただいたサポートは、本、映画、演劇、寄席など自分の好きなものに注ぎ込みます!