雑すぎるはじめての一人暮らし
社会人1年目の冬。生まれて初めての一人暮らしを始めました。
少しでも早く実家を出たかったのと、極度な面倒くさがりゆえ、引っ越し前の準備はほぼゼロ。
物を買い揃えたのは、引っ越し先を決め、実際に住み始めてからでした。
引っ越し業者は使わず、着替えなどはダンボールに詰めて実家から郵送。そのほか使えそうなものは、リュックに詰めて手持ちで持っていきました。
入居日のこと
入居日は、ベッドや洗濯機、冷蔵庫が届く日と同日でした。ドライヤーとかタオルが入ったリュックを持って、アパートに着いたのは午前10時前くらい。
母のアドバイスに従って空っぽの部屋にバルサンをして、家を出ました。Gを退ける効果があるらしい霧を充満させるためです。
まだよく知らない街を歩いて、公園のベンチで本を読みながら時間をつぶしていました。
1時間ほどしてからアパートに戻り、窓を開けて空気を入れ替えていたら、ベッドやらが届きました。
部屋を綺麗にしたりベッドを組み立てたり、近所のお弁当屋さんでお弁当を買ってワクワクしたり、本の続きを読んで過ごしたら、1日はあっという間でした。
夜は寒々しい部屋のベッドにシーツをひいて、持参したブランケットをかけて寝た気がします。寒かったです。
私みたいにならないよう、冬に一人暮らしする人は、ベッドを買ったら掛け布団も一緒に買ってくださいね……。
一人暮らしに必要だったもの
私が最初に部屋においたのは、ニトリで買ったベッドと、カーテン、バスマット。それから、量販店で買った洗濯機と、冷蔵庫。
洗面用具や生活雑貨は、近所のドラッグストアで購入。
あとは、実家からドライヤーやらタオルを持っていきました。
こうしてみると、最低限暮らすために必要なものって、驚くほど少ないんですよね。
こんなバタバタでよく生活を始められたな、と思います。生活というより、ただ寝泊まりするだけの場所といった方が正しい気がしますが……。
それでも案外どうにかなるもので、一人暮らしが始まりました。
母に頼んで残りの服を実家から郵送してもらい、物干しスタンドを買い、少しずつキッチン用品をそろえたら、ただ寝泊まりする場所じゃなく、「生活する場所」になっていきました。
そのほか電子レンジと炊飯器、テレビは、奇跡的に人からいただくことができたので、とてもありがたかったです。
雑な人間も悪くない、たぶん
というわけで、一人暮らしは見切り発車でもなんとかなるよ!という話でした。
私は物件選びでも、得意の直感的ノリと雑さを発揮してしまったので、家賃が少し高めで毎月苦しいです。
見切り発車でもなんとかなるけど、住む家はちゃんと考えた方がいいかもしれません。
ちなみに、引っ越しから半年以上経って、最近ようやく机を買いました。
「机は選ぶのに悩むなぁ」と思って、後回しにしていたんです。
気づいたら、半年以上ずっとダンボールを机がわりにして過ごしていたことに、自分でもちょっとひきました。
だんだんダンボールの上が凹んできて、お箸を置くと転がるので、机を買うことを決めたのでした。
暮らしへの意識が低すぎて笑っちゃう。丁寧な暮らしとやらには、到底届きそうにないです。
でもどんな環境でも生きられると思えば、雑な人間も悪くないかなって気がします。
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