久しぶりの母校に向かう電車で

今日はたぶん10年ぶりくらいに、高校のときに通っていた母校に向かっている。高校1年生のときにクラス全員で書いた「30歳の自分へ」という手紙をみんなで開けるという、ちょっとしたイベントのためだ。クラスメイトから連絡がきて、そんなこともあったな〜!と懐かしさとともに思い出した。

思い返せば、中学生のときは少なからず嫌なこともあったけれど、高校のクラスに嫌いな人は全然いなくて、毎日居心地が良かった。放課後にマクドナルドとかスタバに行って、くだらないことでお腹を抱えて笑っていたあの頃。和山やま先生の「女の園の星」を読むと、ゆるりと気が抜けるような先生と女子生徒たちの日常に当時の自分を思い出すんだよな。

久しぶりに友達に会えるのはすごく楽しみな反面、自分に向けて書いた手紙を読むのがものすごく憂鬱。わたしのことだから、きっとちょっと気取った、ロマンチック風なことを書いているに違いないと思うのだ。気恥ずかしすぎて読みたくないし、一刻も早く葬り去りたい。けど、葬り去る前にどんなことが書いてあるのかを確認したい自分もいてもどかしい。

……そんなことを書きながら悶々としてたら、2駅も電車を降り過ごしていた。ただでさえ定期券をなくして遅刻してるのに、どれだけ遅れれば気が済むんだ。

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