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パンツを脱げるようになりたい

物理的なパンツじゃなくて、心のパンツのことです。下ネタじゃないです。

プライドとか捨てて、本音で生きていきたいという話。

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最近、スタートトゥデイ(ZOZOTOWN)の田端さんが「ブランド人になれ!」という本を出した。この本の表紙をめくったところには、「パンツを脱げ!」という文字が書かれている。

わたしは以前、田端さんが登壇するイベントに行ったことがあり、そこで初めてこの言葉を聞いた。

田端さんはこの「パンツを脱げ」という言葉を「自分に素直になれ、本音で話せ」という意味で使っている。
それを踏まえたうえで、「プライドなんていらない」みたいな話をされていた。

それを聞いて、わたしはまさに自分が気にしていたことを見透かされたような気持ちがした。
そして、わたしも(心の)パンツ脱いでいこ、と思った。

これまで、わたしは基本的に素直で嘘がつけないくせに、かしこまった場所(就活の面接など)で「正解を言わなきゃ」という思いに駆られることがあった。

自分の本音を考えるよりも、その場で求められているであろう答えを探そうとしてしまうのだ。

相手の期待に応えなきゃって思いもあるかもしれないけど、結局のところ自分をよく見せようとする無駄なプライドだと思う。

しかもそういうときは決まって「結局うまく伝えられなかったな……」と空回りした気持ちになる。

つまりは、たとえ自信が持てないとか恥ずかしいからって、自分に嘘をつくのは無意味なのだ。
そう気がついてようやく、自分に素直になろうと思えた。

田端さんの言葉が個人的に刺さった理由は、たぶんいくつかあって。
1つはさっき書いたみたいに、まさに今まで自分が感じてきたことだったから。

2つめは、編集ライターとして本音を発信していきたいと思っているから。

随分と前になるけど、編集者の竹村さん(@tshun423)も本音で生きることについて書いていた。腑に落ちた。

発信者には「裸力(はだかりょく)」が必要というのも、もっともだなぁ、と。

 みんな「そこは言わない約束じゃん」という空気の中で生きている。だから、本音や正直な発言はそれだけで話題になるし、「コンテンツ」になる。(竹村さんのnoteより引用)

3つめは、本音で生きることは、自分の個性を生かすことにもなると思うから。

最近、何人かの編集者・ライターの方から話を聞いて、ライターとしての個性の大切さを知った。

先輩方が言うには、ライターに重要なのは文章スキルよりも「この人に書いてもらいたい」と思われる個性なのだという。

ライティング能力は経験を積めば上達できるものだけど、一方で個性は自分以外の誰にも代えられない、ということらしい。

個性って、本音で生きるところから生まれるんじゃないかとわたしは思う。

実際に「個性があって素敵だなぁ」と思う人の多くは、自分に正直に向き合ってる感じがするし、その人の本音の言葉に心動かされる。

逆に、周りの人や世の中に合わせて本音を押し殺していたら、自分の個性も死んでしまう気がする。

だからわたしは、できるだけ正直に、等身大の自分で生きることを決めた。

自分が心からやりたいこと、面白いと思うこと、ワクワクすることのためなら、余計なプライドもためらいも捨ててしまいたい。

ちなみに、わたしが芸人さん特に女芸人さんに憧れるのは、多くの人が捨てられないであろうプライドや、ためらいを脱ぎ捨てて勝負しているからだ。
服もそうだけど、笑いのために心も裸になれるのはすごい。

みんなが芸人さんのようになるべきとは思わないけど、やっぱりカッコイイな〜〜と心底思う。

そういうわけで、わたしはパンツを脱げる女になりたいのだ。
でもメンタルが弱いから、脱ぐ前にまずは心の筋トレが必要そう。

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