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目的地は、24時間を超える滞在が必須ではない。

ANAマイラーのICHIといいます。

ANAのマイルに関する情報を調べて研究しています。

緊急事態宣言が発令され、外出制限しているために時間が出来て、今まで以上に、マイルに関するネット情報を、詳しく調べております。

マイルに関する間違えたネット情報を、いくつか見つけました。

数回に分けて、間違えている部分、正しい考え方を紹介します。

マイルは、正しい知識があれば、もっとお得で使い勝手のよいものになります。

外出の出来ない この機会に、マイルの知識を高め、アフターコロナでは、お得で優雅な旅行がたくさん出来るようなりましょう。

ここで載せているマイルとは、すべてANAのマイルのことです。

さて、本題に入ります。

雑誌「ZAi」のWebサイトで間違いを見つけたので、間違えている部分と正しい考え方を説明します。

この「ZAi」の記事は、2016年6月10日公開となっていますので、2020年4月現在と多少ルールが変わっていますが、大筋では同じなので見ていきましょう。

「ANAの特典航空券なら、わずか1万5000マイルで東京⇒北海道⇒ソウル⇒沖縄⇒福岡の旅行に行ける!マイルの価値を最大限に引き出すお得な裏ワザとは!?」

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中段の赤枠内、青い下線部分、「目的地のソウルでは、24時間を超える滞在が必須となる。」が間違いです。

「目的地のソウルでは、24時間を超える滞在が可能である。」が正解です。

なぜ間違えたのか、検証してみましょう。

まず、ANAのサイト 提携航空会社特典航空券のルールの中に、途中降機の説明があります。

ANA途中降機

「目的地以外に.....1回可能」とは、「(目的地は、途中降機が可能であり、さらに)目的地以外に.....1回可能」(カッコ)内が省略されていると考えることが出来ます。

ということは、目的地は、途中降機が可能なだけで、必須ではないと結論出来そうですが、断言するには少し心配な感じもします。

実際にマイルを使って、目的地に24時間滞在しない予約が出来るか、調べてみましょう。

ソウル日帰り

ご覧の通り、10月12日にソウルに到着して、同日出発する日帰りが、マイルを使って予約出来ました。

やはり、目的地は24時間以上滞在が必須ではなく、可能が正解です。

どっちでもいいよ という声が聞こえてきそうですが、必須ではなく、可能であることで旅行プランの自由度が広がります。

どういうことか、見ていきましょう。

ソウルを乗り換え地にする本当のメリット

夏に沖縄へ行こうと考えた時に、予約がなかなか取れないと思います。

これはマイルを使わなくても、同じことですが、割り当てられる席数に限りのあるマイルを使った特典航空券はなおさらです。

夏の沖縄をマイルを使って予約してみました。

8月5日~8月13日まで約1週間沖縄に行くプランを考えました。

沖縄往復

ところが、予約が取れなくて

結局、8月5日~8月17日までという希望より長い期間しか予約出来ません。

消費マイルは19,500マイルです。

これをソウル経由にすると

沖縄ソウル

8月5日~13日という希望の期間で予約することが出来ました。

ソウルは目的地ですが、滞在時間は6時間なので宿泊代も掛かりません。

もちろん、ソウルは目的地なので、24時間以上の滞在も可能です。

時間とお金に余裕があれば、ソウルも楽しんでください。

マイル数を見て下さい。

沖縄の単純な往復だと19,500マイルですが、ソウル経由では15,000マイルです。

4,500マイル少なくて済みます。

ただし、国外線では、空港諸税等が別途4,730円必要となります。

マイルの価値を知っている方であれば、4,500マイルと4,730円のどちらがお得か明白ですよね。

マイルの価値は、通常1マイル=2円以上なので、ソウル経由の方が、お得ということです。

経由地としてソウルを利用することで、国内線の単純な往復より少ないマイル数で、希望する予約が取れました。

もうひとつ見てみましょう。

年末に沖縄へ行く場合です。

東京 ✈ 沖縄 国内線特典航空券の予約をしてみます。

国内線エラー

2020年4月25日に2020年12月の予約をしようとすると、「照会対象外の日付が入力されています。対象期間をご確認ください。」とエラーになってしまいます。

国内線予約期間

国内線特典航空券の予約は、
夏ダイヤ(3月~10月) 1月下旬予約開始
冬ダイヤ(10月~3月) 8月下旬予約開始
となっています。

つまり、2020年8月下旬にならないと、2020年年末の予約は出来ないのです。

だから、エラーになりました。

仮に予約出来た場合には、何マイル必要か調べてみましょう。

国内線ハイシーズン

予約しようしていた2020年12月25日と12月29日は、両日ともハイシーズンに該当します。

東京沖縄マイル数

東京✈沖縄は、801~1,000マイル区間です。

ハイシーズ必要マイル数

801~1,000マイル区間のハイシーズンは、片道10,500マイル往復21,000マイル必要なことが分かります。

ところで、提携航空会社特典航空券の予約は、

提携航空会社特典航空券予約期間

旅程の復路搭乗日の355日前です。

ということは、ソウル経由にすることで、355日前から予約出来ます。

ソウル経由年末

この通り、2020年4月に2020年12月の沖縄へ行くチケットを予約出来ます。

ちなみに、ソウルは目的地ですが、3.5時間滞在するだけです。

もちろん、ソウルは目的地なので、24時間以上の滞在も可能です。

また、必要マイル数も 東京✈沖縄 往復は21,000マイル必要だったものが、ソウルを乗り換え地として利用すると15,000マイルです。

6,000マイルも少なくて済みます。

まとめ

目的地は24時間以上の滞在が必須なのではなく可能なだけ つまり、目的地に24時間いなくてもよい と知ることで、旅行プランの自由度が増し、お得なプランを作ることが出来ました。



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