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アナボリックステロイド(導入編)

思うような体にならない。理想の体に少しでも早く変わりたい。激しいトレーニングを重ねているにも関わらず、思うように体が変わらない。

そういった方が。男性用メンズクリニックに来院します。大会に出たい、フィットネス業界で活躍するための体づくりを効率よく進めたい。こういった問い合わせよりも、「特に理由はなくとも、少しでも体を大きくしたい」「モテるカラダを作りたい」そういった相談のほうが多くあるのが実態です。

その為、こちらに記載する内容は、フィットネスコンテスト出場を目指すヘビーユーザーから、カッコいい体を目指すライトユーザーに向けた内容です。
《※こちらの投稿は、アンチドーピングを否定するものではありません※》

【目次】
1、アナボリックステロイドの主作用、副作用
2、テストステロンの種類
3、代謝について
-----------導入はここまで----------------
4、使用道具(準備が必要なもの)
5、購入場所
6、購入方法

1-1、アナボリックステロイドの主作用

 ・タンパク同化作用
 ・カルシウム再吸収による骨密度強化
 ・腎疾患の改善(タンパク同化作用)
 ・造血作用
 ・HIV等の消耗状態の改善

1-2、アナボリックステロイドの副作用

 ・若年期:骨端線の早期閉鎖(低身長症)
 ・LDLコレステロール値の上昇、HDLコレステロールの減少(動脈硬化)
 ・耐糖能低下(糖尿病)
 ・皮脂腺刺激(ニキビ)
 ・頭髪の脱毛症
  ⇒ジヒドロテストステロン作用による。ジヒドロテストステロン由来
  のステロイドの場合は直接的な原因になるが、それ以外の場合は
  5αリダクターゼの作用による。
 ・全身の多毛症
 ・精神症状:うつ症状、妄想性パーソナリティ障害様症状、気分変動、
  ⇒行動変化による、攻撃性・暴力性


 ・使用者が男性の場合:「女性化」
  ⇒男性の乳房発育、声の高音化、
  ⇒過剰なテストステロンが体脂肪組織などに存在するアロマターゼの
   作用によって、エストロゲンに変化するために起こる。
  ⇒または、使用中止時に、テストステロンなどの男性ホルモンの体内
   における自然分泌量が低下する事でも起こる。
 ・睾丸委縮、無精子症、前立腺肥大

 ・使用者が女性の場合:「男性化」
  ⇒不可逆的(元に戻らない)男性化兆候(体毛が濃くなる、男性型
   脱毛症など)。嗄声、声の低音化、
   胸部の矮小化(胸が小さくなる)、無月経


2、テストステロンの種類

 テストステロン由来
 男性:睾丸:95%、副腎:5%程度
 女性:卵巣や副腎:合計5~10%程度
 薬剤名:テストステロンエナンセート
    メチルテストステロン
    ボルデノン

 19-NT(ノルテストステロン)由来
  ⇒テストステロンの(炭素構造)19番目まで縮めたものをさらに縮めて
   19番目のメチル基を取った19ノルテストステロンは男性ホルモン
   作用が取り除かれ、タンパク同化ホルモン作用が現れて、筋肉増
           強作用中心となる。(女性化・男性化の減少が比較的起きにくい)
  薬剤名:エチルエストレノール(経口のみ)
      ゲストリノン
      テトラヒドロゲストリノン
      トレンボロン
      ナンドロロン(経口のみ)
      ナンドロロンデカン酸エステル
      ナンドロロンフェンプロピオン酸エステル

 ジヒドロテストステロン
  ⇒内因性のアンドロゲン(テストステロンが5α-リダクターゼによっ
   て変換された後の活性型ホルモン)
   テストステロンの10倍程度の強さを持つくらい強力な作用を持つ。
 薬剤名:オキシメトロン(経口のみ)
       メステロロン(経口のみ)
     プリモボラン
     オキサドンドロロン(経口のみ)
     スタノゾール

3、代謝について
  ①経口タイプの半減期は3時間~5時間
  ②注射タイプの半減期2週間~1か月(アナボリック作用としての
   有効期間は1週間~2週間)

①経口タイプでは、アルキル化加工がされており、肝臓で分解されないよ
 うに製造されています。アルキル化加工がされていない場合は、肝臓で
 速やかに分解されてしまうため、アナボリックステロイド製剤には必ず
 アルキル加工されている認識で問題ありません。

②注射タイプでは、エステル化により、筋肉内でゆっくり吸収されるため、
 効果に関しては数日からとなり、1週間ほどで最高濃度に達します。
(例外のある薬剤もあります)
注射タイプの効果としては、1週間~2週間と長時間効果が持続します。2週間後から効果が落ち始め、一か月後に効果がおおよそ無くなる期間となります。
注射量は本来の疾患の10倍~50倍の量を使いますが、通常でもひと月に1回注射することが多く、男性更年期医療目的でも同様です。

しかし、アナボリック目的の場合、効果が切れてくる前に補充する必要があるため、もう少し頻度を上げる必要があります。エステル加工方法や薬剤の組み合わせにより、半減期を促進し、効果が落ちるまでが早くなるなるように加工されているものもあります。


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