雑記その1

投稿2件目にしていきなり雑記である.自分が心配.

何か書くって言って全然書いてないから,大したことでは無いけど書こう.まずは書くということが大切なんだ(己への戒め+ハードルを下げる).

最近また目に止まって,名文では?と思った文章.2017年の大阪大学文学部・文学研究科の卒業・修了セレモニーの式辞で学部長により述べられた内容が,僕の思うthe 式辞!って感じがして好きだ.僕は文学部とはなんの縁もゆかりもない.なんなら理系学部に進学した.ただ,学部長の式辞は「なるほどそうかもな」と思った.

理系にいたからか分からないが,高校生・大学生の時分は青く,僕は浅はかにも文系なんて役に立つの??学生もどうせ遊んでるばっかりだろうし無くせばいいじゃんなんて思っていた.物質的な利益という土俵では,理系に軍配が上がるのではないかと思う.工学・医学・農学・薬学の発展は社会的要請に加え,それが役に立つかどうかがわかりやすいことが多く,評価しやすい(研究活動としては必ずしも良い事だとは言えないが‥‥).加えて物質的な窮地にも理学系の専門知識は強いと思う.課題解決によって発展してきた部分もあるしね.だけど,個人の内面からくる苦難にとってはどうだろうか.この点はまさしく,この式辞を読んで確かにと思った部分だ.人生の岐路に立った時にこそ文学部での教養が活きるかもという部分.

理系の知識や論理というのは,物質が相手だったり理論が適用できる場合には効果があるかもしれないが,それ以外の場合には特に力を持たないのではと思っている.精神的活動からくる苦難の解決には全くとい言っていいほど役に立たないとさえ思っている.これは賛否あるかもしれない.

身近で,科学的なアプローチだけではどうにもならなかった人が文学的教養があったからこそなんとか持ち直したケースを見ているので余計にこう思うのかもしれない.自身が身につけていて,それで困難に対処できるのもいいし,誰か他の人に道筋を示すきっかけを与えることができるかもしれないのはいいところだね.


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