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6年ぶりの「マツコの知らない世界」

「マツコの知らない世界」にはじめて出演したのは2012年。番組はまだ深夜帯の放送で放送枠も30分。僕は「コンビニアイスの世界」(前編)・(完結編)と2週に渡って出演させてもらった。当時テレビ出演の経験も少なく、ただただ夢中でアイスの魅力をプレゼンしました。結果、カメラにずっと背を向けっぱなしで興奮しながらアイスのショーケースを漁りまくるというシュールな放送となってしまった。

後日、担当ディレクターさんから「大丈夫です。逆におもしろかったですよ。」と励まされた。また、その頃はまだ「●●マニア」として目立って活動をしている人もまだ少なく、専門分野に特化した人は同じ番組に呼ばれることも多く顔見知りが多かった。そういう意味で「マツコの知らない世界」は●●マニアを爆増させた革命的な番組だと思います。

冬アイスの世界で2度目の出演

2015年には「冬アイスの世界」で2度目の出演。前回出演から3年半くらい経っていて番組もゴールデン枠での放送。マツコさんは元々人気も知名度も高かったが、前回出演(深夜帯放送)時に比べて超サイヤ人並みに戦闘力と影響力を増されていた。番組放送後、コンビニのアイスケースからアイスが消え、「冬アイス」ブームがはじまった。この時、収録後にマツコさんから「プロになったね。」という言葉をいただけたのが嬉しかった。

今回は6年ぶり、3度目の出演

今回(2021/8/17)は、3度目の番組出演になる。内容は王道のアイスの進化やご当地アイスなどのご紹介。6年ぶりの出演で冒頭に随分いじっていただいたが、どのように編集されているかは放送されてみないとわからない。今回の内容がマツコさんに響いたかというと…正直あまり自信はない。ただ久しぶりにお会いしてアイスについてお話できただけでも楽しかった。

プレゼンターは料理される食材

「マツコの知らない世界」に出演すると周りの人達は「すごい!」と喜んでくれる。しかし、すごいのはマツコさんであってプレゼンターは正直誰でもいいのだ。(熱さえ持っていれば)求められる要素はタレント性では無く、偏った素人ならではの視点なので特別な能力は必要ない。

マツコさんはミシュラン級の腕利きのシェフなのでプレゼンター(食材)は誰であっても圧倒的な知識と独自のセンスで成立させてしまう。プレゼンが下手でも、内容が微妙でも、すべてマツコさんがうまく料理してくれるのだ。むしろ素材としての完成度が低い方がマツコさんの腕の良さが際立つので観ている側はおもしろいかもしれない。

そんな訳で食材として完成度の低い、わたくしアイスマンが今回マツコさんに昨今のアイス事情についてプレゼンしてきたのでご都合があえばアイス片手に是非観てくださいませ。

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