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オリヅルランの親株を分けた話

この記事のオリヅルランの続報。
親株さん、分裂させました。

しばらくはごく順調に育っていたオリヅルランの親株さん、しばらく前から、ちょっと調子が悪いなあと思っていた。株の根元を観察すると、どうやら、葉っぱを出しては枯らし出しては枯らし……と、随分弱っている芽?があるようだった。いい加減随分なお年だもんなあ、と思いつつ、枯れ葉を剪定して様子を見ていた。

しかし私が件のウイルスにやられていた間に、どうやら一気に弱ってしまったようだ。9月中盤あたりで、気がつけばその枯れと似たような枯れ方をする葉っぱが頻発し始めたのだ。こりゃアカンな、と思って様子を見るべく鉢から抜いてみたのが今日。

根っこは二割ほどしなびていた。ああやっぱり、と思ったのは、この株を部屋に持ってきたとき(この記事のとき)と似たような感じでしなびていたからだった。そして、葉っぱを出しては枯れ出しては枯れ……とやっていた部分の真下で、傷んだ根がごっそりともげた結果、親株は根元からきれいに二分割に。

何か菌類が悪さしているかもなと思ったので、土には殺菌剤を混ぜて、鉢は二つ用意してみた。大きな方は子株の鉢と同じもの、小さな方は100円ショップで買ってきたスリット鉢だ。あまり土が多すぎると、水はけの問題で根には良くないので、根が収まるギリギリのサイズを選んだ結果だ。上手く育ってくれたらいいなと思いつつ、メネデール入りの水をやっている。

生きることに全く容赦のないオリヅルランだけれど、やっぱり、環境によっては弱ってしまうこともあるのだ。その時々にできる限りの対処をしてやりたいなあと思っているけれど、彼らは人間と違って喋らないし動かないので、どういう対処をするべきかは、自分の五感で確認して考えるしかない。

部屋に引き上げた当初の、あの環境下でよくぞ生きのびた……という株なので、本当にできる限り、生かしてやりたいなあと思っている次第だ。試されているのは自分の感覚である。どんな植物であれ、温度と水と栄養分は状態を大きく左右するので、これから冬も来ることだし、よりしっかり意識を向けて、様子みてやらなきゃな、と思っている。

尚、ぺけったーで毎日上げているポトスたちは相変わらず元気で、今は彼らの冬越し用ケースを探している最中である。皆成長しているので、去年ほどキリキリする必要はないだろうなと思うのだけれど、やはり元々が熱帯の子たちなので、私の住んでるあたりの気候はかなり辛いだろうと思うのだ。

……母からは、もはや植木鉢がペット扱いだよねと言われた。まあ確かに、そうかもしれない。

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