法人税法 ~減価償却~

   こんにちは、ice12です。
   今回のテーマは法人税法の減価償却です。本試験ではまず間違いなく出題される項目の1つです。
   特に、計算問題では建物や機械装置等、いくつかの資産につき計算をさせ、それぞれの計算が合っていれば1点ずつ配点されていくため、必ず押さえておきたい論点だと思います。

   ですが、inputにあたり、そもそも計算構造はきちんと理解されているでしょうか。また、細かい話も単に暗記していませんか。例えば、資本的支出を行う場合、一部の資産につき例外的処理も認められているのはなぜか等、考えたことはあるでしょうか。
   また、outputの観点でも、速く解こうとした結果、例えば250%定率法の計算で補償率を加味し忘れてしまう、等の経験はどなたもお持ちだと思います。
   これらは、全てを丸暗記しなくても考え方を理解すればある程度スムーズにinputできますし、また、outputについてもそれなりの精度でこのような計算ミスを減らすことは可能です。

   今回の記事では、受験生の頃に私が上記のようなトピックを含む各論点をどのようにinputし、また、outputでは様々なミスをどのように減らしたかについて、具体的にご説明します。

   なお、当noteの趣旨に照らし、input部分の説明箇所はあくまで「受験生のときにどう考えれば納得がいったか」を示しておりますので、実際の立法趣旨等とは異なり得る点にご留意ください。

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