『p-kingdom』のあとがきみたいな解説みたいな
第十八回文学フリマ(2014.5.5)で、秋山真琴さんの雲上回廊に『p-kingdom』を委託したら、なんと委託した冊数の80%をお買い上げいただきました。
この場で御礼申し上げます。
手に取ってくださった方々、雲上回廊の方々、ありがとうございました!
この『p-kingdom』にはあとがきや解説なんかが一切ない(作者プロフィールさえないようなもの)ので、こちらで書いてみようかと思いました。
まず、表紙なんですが、イラストを釦千乃さんという方にお願いしました。Twitterで知り合った方です。
レイアウトの「白地に大きめイラスト、被せるようにタイトル、下に作者名」という形はもう私の中でだいたい固まっていました。ちなみにその前に出した『fillies』という同人誌も似たようなレイアウトになっています。
釦さんには「お姫様、王冠をかぶっている、等身低め」等、あと向きや大きさの指定をしてお願いしました。中の挿絵カットもお願いしていましたが、ラフを見せてもらって意見交換したり楽しかったです。
釦さん、その節はお世話になりました!
タイトルの『p-kingdom』、これ「パラキングダム」と読むのですが、「パラ」はパラジクロロベンゼンのパラ、「キングダム」は王国とか領域の意味。という説明を繰り返しています。造語です。
イメージとしては「遠く離れた距離」とか「孤独」みたいなものをテーマにしようとしていたんですね。
だけど、いくつかの収録予定作を書いていくうちに
「あれ? これって愛の物語じゃない?」
となりまして。
離れているから強く想ってしまう的なアレです。違うから求めてしまう的なアレです。
収録作は、「500文字の心臓のタイトル競作に出したもの」「何らかの企画に出したもの」「書き下ろし」の3つに大別できます。
タイトル競作に出したものが企画から独立して一番に挙がってくるのは、私が自分のメインの活動はこちらに参加することだという認識があるからですね。
数としては少ないです、今回。
企画に出したものの中には、実は公募に出して落選したものも含まれています。ただし結構改稿したので原型はあんまり留めてないかも?
他にもアンソロジーに寄稿したものなんかも含まれています。
書き下ろしは、過去に書いてた(or書きかけて放置してた)ものも入っています。
基本的には上記、タイトル競作に出したものと企画に出したもののうちから収録作をチョイスしていって、その雰囲気を意識しながら添うように、あるいは離れるように考えて書いたりリライトしていきました。
本全体のイメージを調整する感じですね。
こんな感じで作った個人誌『p-kingdom』なんですが、ずーっと委託している架空ストアというネットストアではなかなか動きません(苦笑)。
興味を持った方はぜひご購入ください!(宣伝)
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