曲順。じゃなくて掲載順。
11/4から、架空ストアで取り扱いが始まっている、今年の個人誌『born to sing』の制作日記、というかもう解説?
私の中で、毎年出している作品集(個人誌)というのは「CDアルバム」みたいな位置づけです。
対になるものが500文字の心臓に出している超短編で、こちらは「シングルCD」みたいなイメージ。
ミュージシャンのアルバムみたいに「直近のシングル」が入っているわけじゃないんですが、「曲と曲との繋がり」「全体としてのコンセプト」みたいなものを意識して、掲載作を選んだり書いたり並べたりしました。
気に入っているアルバムを数点挙げると
METABOLISM / SING LIKE TALKING
Where do we go / SKOOP
無条件幸福 / The LOVE
Bits & Pieces / Speak
無罪モラトリアム / 椎名林檎
むにむにの樹 / アルカラ
とか、同じミュージシャン挙げないようにすると難しいな、こんな感じなんですけれど、どのミュージシャンもアルバムの完成度が高くて、曲だけじゃなくてアルバム全体として一つの作品、みたいな雰囲気があるんです。
作品集を構成する「お話ひとつひとつ」も確かに作品ではあるのだけれど、それを「まとめた全体」もひとつの大きな作品、そういうのを演出できればなあ、と作品集を作るときは考えています。
イントロはキャッチーに。
早めにひとつヤマを持ってくる。
小休止を入れて、裾野をもつ大きなヤマを。
余韻を持たせるラストチューン。
今回意識した流れはこんな感じです。
読んだ方がそれを感じてくれればうれしいですが、感じるまでもなく、流れるように先へ先へ読み進めてくれるのもまた嬉しいものです。
掲載順に関しては、今回はかなり満足のいく出来になりました。
そんな個人誌『born to sing』はこちらでお買い求めいただけます。https://store.retro-biz.com/page_detail_3387.html
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