
【イベントレポート】2024年のXRイベント出展を振り返る
はじめに
本当はそれぞれでイベント記事をまとめようと思っていたが、2024年が終わる前に全てを記事にして振り返ることを行いたいため、以下のイベントを記事としてまとめていきます。
今までの出展イベントをまとめるという挑戦的な試みです。
本記事では、以下のイベントをまとめ、今年のXR展示の変遷を辿ろうと思います。
高専カンファレンスin浜松
NETSUGENプログラミングカンファレンス2024
XRミートアップ奈良 文化財 × XR
XRミートアップ三重#07 in 札幌 (#XRMie)
常陸 Leap Day 2024
普段の活動について
私の活動の一部として、全国に旅をしながら、さまざまな建物や文化をデジタルアーカイブする活動を個人活動として行っています。
もし今まで撮影してきたものに興味がある方は、以下のマガジンで旅記録を更新していますので、ご覧いただけますと幸いです。
今年は行った先々で地域の方々と交流するをコンセプトに動いていたところがありますので、イベント記録もまとめています。
高専カンファレンスin浜松
高専カンファレンスは、自分の出身である高等専門学校(高専)の現役学生、OB、関係者が集まる現役高専生が主催しているイベントです。
3月に開催された浜松でのイベントのコンセプトが自分的に刺さったので、出展及びLT枠で参加いたしました。
みゃおんくんと一緒に参加しました。
テーマ:土建折衷
土木と建築は多くの共通点を持ちつつも、身近であるからこそ気付かない似て非なる存在。
日本と西洋の文化・様式から、個人個人に至るまでの「違い」が混ざりあう様な刺激と真新しい知見を、
コミュニティの枠を共に越え経験できるように願いを込めて、「土建折衷」というテーマにしました。
イベントページはこちらです。
また、LTスライドも置いておきます。
そのうち、Docswellに移行すると思います。
感想
現役校先生の元気さをいただいたイベントです。旅好きな高専生や建築好きな方が多くいらっしゃったため、3Dスキャン / NeRF / Gaussian Splattingの受けが良かった印象です。
また、展示でも締め切り区道開発をしてしまった結果、一番動かしたかったコンテンツが当日動かなかったのが悔しかったですね。
NETSUGENプログラミングカンファレンス2024
このイベントは、群馬県庁の32Fにあるスタートアップのインキュベーション施設である "NETSUGEN" で開催されたカンファレンスで出展とLTを行いました。
群馬県に来る際は、スタートアップやインキュベーション関係の方々は立ち寄っていただけると面白いと思います。
以下がイベントページです。
本イベントは、プログラミング初心者や興味がある方向けのカンファレンスでした。テーマ設定も自由で発表時間が10分程度というレギュレーションで開催されたイベントでした。
今回の出展は、私となかむらたくんがXRコンテンツの展示を行いました。
自分の展示は、Meta Quest3での空間認識とゲーム展示を持っていきました。
感想
初心者向けの展示だったということもあり、現実空間の検出とAR表現をすることが体験として新しいという体験をいただけたことは良かったなと思いました。
この頃はコンセプトが定まりきったコンテンツを作れていなかったけれど、XRの布教をしてきたというのが一定の評価だと思います。
XRミートアップ奈良 文化財 × XR
Iwaken Lab.に入ってからお世話になるようになった桑山さんからご紹介いただいたイベントで自分が手を出したいけどなかなか糸口を掴めずにいた文化財や考古学関係に顔を出すきっかけになったイベントです。
Iwaken Lab.のラボメンではさくたまさんときょうちゃんが参戦してました。
出した展示は、3Dスキャンしたオブジェクトを空間上に自由に配置できるコンテンツを出展していました。
体験ありがとうございました!
— icchy@令和の小泉八雲を目指す人 (@icchy_yakumo) June 21, 2024
脳がバグる感じは確かにですね。
物に合わせた力覚提示が安易にするのが難しいからこそできるコンテンツは研究すると面白いかもしれないなと思いました。(すでにやられているかも) https://t.co/x9NQhIB7Fh
イベントページはこちらです。
感想
文化財や歴史学関係の方々と知り合うきっかけを作っていただいただけでなく、関西のXR関係者やホロラボの方々とお話しするきっかけをいただけました。
文化財の保護の観点とXRの使い方は、見せないとわからないなということを展示体験を通して肌で感じました。
個人的には後日の桑山さんたちとの奈良観光をしたのが印象に残っています。
僕がちょっと晴れさせ過ぎちゃった為
— 桑山ワイクウーデザイン (@YkuwDesign) June 21, 2024
いっちー@P_ichikura さんと
あぶち@abricheese さんが
遣唐船の前で雨乞いの儀式をしてくれました😳#xRnara pic.twitter.com/d089H38Qbc
遣唐使船の前で、現代の祈祷(スキャン)
— 中村 薫 (@kaorun55) June 21, 2024
#xRnara pic.twitter.com/OWHh2NItSI
XRミートアップ三重#07 in 札幌 (#XRMie)
奈良で行われたXRミートアップをきっかけに札幌でも出展をさせていただきました。
ラボメンのA-kunさんと参加させていただきました。
出展コンテンツは、「XRミートアップ奈良 文化財 × XR」と大きく変えていませんが、Gaussian Splattingをみなさんの手元で見れるようにして、ディスカッションが進むようにする試みをしていました。
イベントページはこちらです。
感想
Gaussian Splattingを手元で見ることができるようにしたことがかなり功を制した部分があったと思います。また、コミュニティーを含めた北海道の良さを再実感できる機会だったなと思います。
良いコミュニティには良い人がいるということがXR界隈で実感できました。
北海道の実況投稿まとめ
開発機材や環境構築トラブルで出したいものをすべて出し切れてるわけではないけども札幌に出発しまーす。#札幌3Dスキャン出張202408 pic.twitter.com/SpBY73Kzqa
— icchy@令和の小泉八雲を目指す人 (@icchy_yakumo) August 28, 2024
実況投稿もありがとうございました!
いっちーさんの旅先での思い出フォトグラメトリを見せていただきました
— まつこ モユク 【公式】 (@akoroitaku) August 29, 2024
Quest3では沖縄の思い出
PCでは沖縄のおしろ
どのようなもので撮影してるのか
どう編集してるのか
実際3Dスキャンされてるはじめてみました(自分以外#XRMie https://t.co/lzjIF6Vwkt
常陸 Leap Day 2024
昨年からお世話になっている茨城県のアントレプレナーシップ教育プログラムの発表会です。客層も大人(経営者や教育関係など)から子供まで200人程度が参加するイベントでした。
ラボメンは土鍋くん、今年お世話になった清水くん、毛利さん、土井さんに出展いただきました。
イベントページはこちらです。
感想
Apple Vision Proのアテンドという意味では若い方や家族連れに体験いただいけました。XRの体験の場を提供できたことは非常に良かったですし、子供連れや学生の方に体験いただく場としては良かったかなと思っています。
出展者の機材の総数ですが、Apple Vision Proが2台、Meta Quest 3が3台、Hololenz 2が1台と中々いかつかったです。
集合写真とツイート
12月8日に常陸LeapDay2024でXRコンテンツを展示してきました。
— icchy@令和の小泉八雲を目指す人 (@icchy_yakumo) December 10, 2024
茨城でXRを行っている方々の横のつながりとディスカッションも有効でしたし、若い方を中心にXRコンテンツを体験いただけて良かったです! pic.twitter.com/SahoTveauC
まとめ
本記事では、2024年のXRイベント出展記録をまとめ、振り返りをしていきました。
コンセプトが固まりつつ、Meta Quesst3やApple Vision Proと複数デバイスの出展をする形にスケールがのばせたことは今年の収穫だと思います。
来年もワイワイするぞ!ということでよりコンセプトが伝わりやすい体験設計を心がけたいです。
著者紹介
主にX(旧Twitter)で発信をしているいっちーというものです。
「営みのデジタルアーカイブ」を4D/AIで表現する!」というコンセプトのもと開発や撮影をしている大学院生です。
令和の小泉八雲を目指して活動しています
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