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親知らずを抜いた話🦷

現在19歳の私が親知らずを抜いた話をしたいと思います。抜く2週間前〜次の日までの話です。

抜歯までの経緯

7月の中旬のとある日に左奥歯の辺りで痛みを感じたんです。突然ではないのですが、徐々に違和感が痛みに変わってきた感じです。食べ物が当たると痛みを感じたので、初めは普通の口内炎かなと思ったのですが、咀嚼する時に頬の壁の肉を奥歯で噛んでる感じがして、その時に激痛を感じていました。どうなってるのか確認したくて鏡で見てみたのですが、奥の方に問題の部分があるので中々見にくかったので、母に代わりにライトも使って見てもらいました。すると「口内炎を超えて潰瘍になっている」と言われました。口内炎より酷いという認識があったので、歯医者に行こうという話になりました。それと同時に頬の壁の肉を噛んでいるという話をしたら、「親知らずが原因かもしれない。もしそうだったら抜歯しないといけない。」ということも言われました。私は口の中に関する病(虫歯など) をほとんど経験したことがないので、突然歯を抜くという話になって驚きました。親知らずについてはどういうものかは知っていましたし、母が親知らずを抜いていることも知っていましたが、19歳にもなりこの時まで全く奥歯に違和感を感じていなかったし、自分には無縁の話だようと心の中で勝手に決めつけていたので、思わず「えっ」という声が出てしまいました。

とりあえず歯医者に行った

まず口内炎が酷いので治して欲しいということで歯医者に電話して診察の予約を取って行きました。レーザー治療というレーザーで焼いて口内炎をなくすことも出来る歯科だと知っていたので、それで治療してもらおうと考えていました。治療のための専用の椅子に座り背もたれが下がった後、「どうされました?」と言われたので、私は口内炎を治療して欲しいので、まず何故出来たかの経緯を話さないといけないと思い、「奥歯が頬の壁の肉を噛んでいて、それで口内炎が出来てしまったので治療して欲しいです」と言おうとしました。すると『噛んでいて』の部分で、「じゃあレントゲン撮りましょう。あちらのレントゲン室に行ってください」とすぐ言われました。そしてレントゲンを撮り、写真を見せてもらいながら「これ親知らずですね。親知らずが生えてきているので、それが噛み合う時に挟み込んでしまうので痛いんですよ。抜いた方がいいですよ。来週また来れますか?」と流れるように説明を受けました。あまりにも早い展開だったので、私は反射的に「はい」と言ってしまいました。「じゃあ今日は歯のクリーニングだけしましょう。来週また来てください」とクリーニングだけされて、来週の予約もして歯科を出ました。そしてその後に「親知らず抜くじゃん!怖!」と思いました。こういう場合お医者さんに言われた瞬間驚くのが普通なんですが、歯科を出るまでの流れがあまりにもスムーズ過ぎて、現状を把握して驚く隙もありませんでした。家に帰った後、母に「虫歯がある子とかは小学生で抜く場合もある。けれどもお前は19まで口の中のトラブルがほとんどないまま来ただけで、周りは抜いてる子もいる。何故怖気付いてるんだ」と言われて、世間の親知らず事情を始めて知りました。そういうのは先に言ってくれ。しかしながらも、私の恐怖心は拭えずにいました。歯を抜くという感覚が、どう説明されても恐怖感以外の何者にも置換されませんでした。

抜歯までの1週間

初めは「勢いで抜きますと言ってしまったが、本当にこれで良かったのだろうか。元は口内炎を治すために歯科に行ったのに、親知らずを抜く予約を取って帰ってきてしまった」という「突然現れた恐怖」が気持ちがありました。しかし、「このまま口内炎があるまま治療していいのだろうか。麻酔を打って抜歯するのだろうけれども、それでも心配だ」と思い、別の口の中も診察してくれる耳鼻科も行きました。(地域に口内診察をする場所がないので、その耳鼻科が総合でやっている) すると「この口内炎は親知らずが常に当たっているので潰瘍になっている。ずっと当たっているので親知らずを抜かない限り口内炎の薬を飲んでも治らない」と言われました。すると今までの抜歯に対する恐怖が「この口の中の激痛の原因がこいつで、こいつを抜かない限り俺はずっと咀嚼する度に激痛と戦うことになるんだ。早く抜いて欲しい」という考えに変わりました。

いよいよ抜歯

早く抜いて欲しいと言っても、いよいよ歯を抜いてもらうと思うと緊張しました。どうやって抜くかも想像出来ませんでした。専用の椅子に座り、背もたれが下がるとまず麻酔を打ちました。すぐに麻酔を打った周辺の感覚が薄れていくのを感じました。その後に注射針のようなものが出てきました。麻酔でほとんど感覚がなかったのですが、おそらく歯茎を少し切り取るメスなんだと思います。その後に、新しい器具が出てきて、その器具で強く押される感じがしました。その時の感覚からの憶測ですが、歯茎を切り取った後に歯の下から、L字型の器具でテコの原理で上に押し出しているのだと思いました。上から引っこ抜くのをイメージしていたので、「まさかのテコの原理!?!?」と歯を抜かれながら思っていました。ある程度歯が浮くと、やはり上から引っこ抜くようで、レンチのような器具が出てきて、歯がスポッと抜けました。その後にすぐ止血のためにガーゼを噛まされて、そのまま抜歯後の説明を受けました。治療中は、別の歯に当たって「ギギギ」という音が、耳に近いせいかダイレクトに聞こえて少し怖かったですが、しっかり麻酔を打ってもらったので痛みはほとんどありませんでした。

抜歯後

「麻酔は1〜2時間で切れます。その後に痛みが来たら、薬を飲んでください」と説明を受けて、痛み止めと抗生物質とうがい薬を貰いました。麻酔の範囲が広く、唇の左側の感覚が普段と違う感じでした。長時間正座した後に脚が痺れる感覚が唇にある感覚でした。数時間経った後でも、大きな痛みが来ることはありませんでした。また、うがい薬でうがいをした後、吐き出したら血を大量に含んでいました。風呂に入るときに入浴は控えてくださいと言われたので、シャワーだけしました。その日の寝るまで、特に痛みが増えることはなく、痛み止めを使うことがないまま寝ました。
次の日起きた後は、若干口の中が血の味がしたままでしたが、痛みもあまりなかったです。

次の日

その次の日も一日中うがいすると若干血の味がするのと、うがいをすると血が混じっている程度で、痛みは全くありませんでした。

まとめ

歯科に行くことがほとんど無くて、抜歯も始めてだった私でしたが、歯を抜く治療は一瞬で麻酔をしていたのでほとんど痛くありませんでした。また、私の場合はその後にも痛みが来ることはありませんでした。抜歯後の痛みに関しては個人差があると思います。

最後に

私が治療してもらった歯科は麻酔をしっかり打ってくれたので痛みがありませんでした。なので麻酔に関して定評のある歯科で抜歯することをおすすめします。

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