握手してください①
熱しやすく冷めやすい
初恋は5才、同じ保育園、同じクラスの男の子。
多いけど、多すぎて、語るに語れない。
ちょっとしたことで「あ、あの子のこと好き」と目がハートになりやすい。
【熱しやすく冷めやすい】私は、気分屋でもある。
ちょっとしたことで好きになり、ちょっとしたことでどうでもよくなる。
我ながら…呆れる(笑)
ここでは高校時代の話をしようと思う。
え、好き
高校生になり【熱しやすく冷めやすい】私は幕を閉じた。
次のステージ【熱しやすく冷めにくい】、
高校1年生の5月、私が通っていた学校はスポーツ大会があった、
男子はサッカー、女子はバレーボール。
1クラス2チームずつ作られ、学年ごとで1位を決める。
ちなみに私は運動音痴、特に球技が苦手なお荷物女子である。
ボールが近づいてくると目をつむってしまう。
そんな私がいるチームは負け、学年ごとに1位が決まった。
次は3学年の1位のチームで総当たり戦、3年生のチームが優勝した。
コートの周りを試合が終わった女子が囲む。
外でサッカーの試合が終わった男子たちも見に来ている。
総合優勝の3年生チームと先生チームのエキシビジョンだ。
学校全体が盛り上がっている。
先生チームはバレー経験者はもちろん、バレー部顧問。
他にも運動部顧問の運動神経抜群の先生たちが揃っていた。
クラスマッチでよく見るゆったりしたバレーボールなんかじゃない。
アタックの音がすごい、というか飛んでいる、空中で一時停止してない!?
わたしは茫然としてみていた。
その中にいた。
身長160㎝くらいの男子バレー部顧問、飛ぶ、飛ぶ、、、
完璧に、落ちた、
私「ねえ、あの先生誰?」
友「英語の先生、Cクラの」
私「そう…」
そうか、知らなかった、こんなかっこいい先生がこの学校にいたなんて。
存在
私は先生の存在を知らなかった、もちろん先生も私のことは知らない。
そうか、Cクラなら…と成績を落としにかかったが、親に怒られた。
「いい高校」「いい大学」「いい会社」という親だ(父親が)。
まあ、その父親の話はまた別の機会を設けようかと思う。
とりあえず私がしたことは、挨拶。
とにもかくにも、挨拶。
先生を見かけたら、靴下が下がってないか確認して
前髪整えて、とびきりの笑顔で
私「先生おはようございます!」
はじめは誰?お前?レベルの反応。
わかっている、これからだ、これからが勝負(なんの)。
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